【感想】ストロベリアル・デリバリー ぼくとお荷物少女の配達記

織川制吾, 片山若子 / 集英社オレンジ文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • cidenon

    cidenon

    『キノの旅』のように、少し変わった地域や人を訪ねるお話。
    でも二番煎じ感は否めず、『キノの旅』を超える部分は見当たらない。
    世界観がはっきりしていない。
    地名や人名(イット、イソラは除く)は日本のようなのに、文明・文化は現代ではないファンタジー。
    ごちゃまぜの世界があってはいけないというわけではないが、僕はのめり込むことができなかった。

    連作短編形式で、どれも設定は風変わり。
    ひとりの人間の中に何百人も住んでいる村、毎日生まれ変わる人、仕事に追われるビジネスマンによる枕投げ戦争、龍に嫁いだ娘。
    でもその展開は予想通りなものばかりで意外性はなかった。
    物語はただ流れるだけで、メッセージ性のようなものは感じられない。

    「思いがけない寄り道」はおもしろかった。
    主人公たちの乗る車が谷に落ちて、崖の中腹に引っかかってしまい、そこで足場を組んだりして生活を始める。
    でも、冷静に考えると幼い頃の冒険心をくすぐられただけであって、特別何かがあったわけではない気もする。

    片山若子さんのイラストはとにかく素敵だけれど……。
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    投稿日:2020.10.07

  • arukudesu

    arukudesu

    このレビューはネタバレを含みます

    二人の間の抜けたようなやりとりが楽しいです。
    どの出来事もありそうでなさそうな不思議でみちています。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2015.12.06

  • hoshinoyadori

    hoshinoyadori

    「てにをは」名義で本を書かれている作者の方が、「織川制吾」と云うペンネームで出版なさった作品です。
    作者特有の言葉遊びは勿論、お話の一つひとつが不思議で魅力的。短編集なので、どの章から読んでもよいと思います。
    新鮮な驚きこそファンタジーの醍醐味ですね。大変楽しく拝読いたしました。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.14

  • 【静】

    【静】

    おお、ホントに新感覚の読み心地。荷物の配達人イットと9歳の少女イソラが繰り広げる連作短編なのですが、作者の不思議な発想力とストーリー展開の馬鹿馬鹿しい緊張感にさらされてボーゼンとなっているところに優しさのある着地でほんわか気分。夢があって可愛い本だなあ。続きを読む

    投稿日:2015.10.31

  • mui-mui

    mui-mui

    牧歌的な旅物語。地名や人名から舞台は日本を思わせますが、明らかにどの時代の日本でもない。どこかヨーロッパ的な少しノスタルジックな世界観です。

    投稿日:2015.10.28

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