0
ガストン ルルー, 高野 優, 竹若 理衣 / ハヤカワ・ミステリ文庫 (13件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
たんぽぽまる
このレビューはネタバレを含みます
完全な密室らしいのでとんでもないこじつけトリックが明かされるのかなと思っていたら、意外と常識的というか、現実寄りな真相だった。 事件解決に至るまでの紆余曲折の中に予期しないストーリーが隠されていて、二重に楽しめた。
投稿日:2023.04.27
oldcat31
密室殺人ミステリーの古典的名作とされる一冊。初めて読んだが、「あ、なるほどね。」といういい意味で言われてみれば確かに、という盲点をつかれた。110年以上前に書かれたことも踏まえれば、今読んでも楽しめ…ると思う。最後は結末が気になって一気に読んでしまった。 ちなみに、主人公の少年記者ルールタビーユものは、本書の続編の「黒衣婦人の香り」を含めて数作あるが、必ずしもミステリーとして書かれているわけではなく、本書と上記の続編を除くと、邦訳もほとんどなされていないようだ。その辺の背景は、続編のネタバレ的に本書のあとがきに詳しく書いてあって、納得した。「少年記者ルールタビーユ」で本格ミステリーものが量産されていれば、結構人気が出たかもしれない。ルールタビーユのキャラは好き嫌いがはっきりしそうだけど。 続きを読む
投稿日:2022.08.15
kouhei1985
新聞連載作品なので、引っ張る引っ張る。 トリックが若干大雑把なのは時代的に仕方がないか? (アガサ・クリスティーの20年くらい前)
投稿日:2022.04.17
adach2k
2021/11/29日読了。フランス人のガストン・ルルーの作品。いやあ、読了に辿りつくのに時間がかかってしまった。古典とミステリー小説の原点とも言える密室事件の謎解き。本作の主人公はパイプをふかして……。なんと18歳の少年記者ルールダビーユー 。彼の取り組み姿勢は、なんにあたっても論理を裏付ける(目に見える証拠)を見つけることだ。求める対象が『正しい論理の輪』に入っているかどうを追求する洞察力が何より大切と説く。まあ、時代背景も20世紀初頭あたりだから現代の化学捜査とは違って謎解き小説としては格好な時代でもある。まずは完読出来てほっと。続きを読む
投稿日:2021.11.26
カエルの子分
古典ミステリを読もう企画。 読みにくかった。 いちいち「こんなことがあるなんて!」的な感情文が入るので全然文章が頭に入ってこない。 探偵役ルールタビーユはキャラには合ってるけど、やっぱり同じような感…じでセリフを言うので、謎解きも頭に入らない… 密室の謎としては、今では王道トリック。 当時は斬新だったのかな?だとしたら古典ミステリとして名が上がるのも理解は出来る。 解説にもあったように、やはり文章の古臭さは批判されていたようだ。 読みにくさと現在だと目新しくないトリックのため、面白いとは思えなかった。続きを読む
投稿日:2021.04.15
imemuy
密室ミステリ。ルールタビーユという、少年新聞記者が探偵役っていうのが面白い。 結末の引っ張り方と、解決の仕方が刑事には思いつかない感じで良い。 犯人はわかってしまったんだけど、登場人物の話し方とか、メ…ガネや森番といった脇役、小物のトリックなどが生き生きとしていて楽しかった。 ルルーのミステリはこれしか知らないんだけど、他にも入手できるんでしょうか?続きを読む
投稿日:2021.02.16
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。