【感想】絞首台の黙示録

神林長平 / 早川書房
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • yakiudon41

    yakiudon41

    難解というか、集中しないと入れないし、気を抜いてはじかれてしまうとわけがわからなくなる。
    一気に読む時間と集中力がないと私には厳しかった。
    献血の待ち時間に読み始めた。

    投稿日:2019.12.13

  • Chiehima

    Chiehima

    神林長平さんの新刊だから、と思って読んだのだが、いまいちだった。
    ”意識とは何か”を突き詰めていきたかったのだろうが、重箱の隅をつつくような小説になってしまっている。
    時間や登場人物の人格も動きまくっていて、プロット同士のつじつまが合っているのかも、もはやよく判らない。続きを読む

    投稿日:2019.01.20

  • mayuko

    mayuko

    小説家の工はある日実家近くの葬儀屋から父の姿が見えないと告げられる。
    実家に訪れた工を待ち受けていたのは、もう1人のタクミであり、そのタクミは死刑で死んだはずの人間だった。


    作品はわたしには合いませんでした。
    ずっと各人が同じようなことを延々と語っており、読み進めるのが辛かったです。
    続きを読む

    投稿日:2017.10.26

  • 69hach

    69hach

    すごかった…
    いや、何が凄いのかうまく説明できないんですけれど。
    流石としか言いようが無い!

    意識とは、自我とは。哲学ゾンビの話がまた此処で出てくるのですが(「誰の息子でもない」と同じく)最近の神林長平作品は昔よりもっと、ぐっと核心に迫る様な書き方をされていると思います。(そしてまだまだノビシロがある様な!)誰が死んでいるのか、生きているのか。生きて居るって云うのは、意識がある事?死んでいても死者の意識が生者に宿ったらば、それは死者では無いのでは?では宿られた生者は死者なのか?そんな感じかな。…すみません凄く薄っぺらい書き方しか出来無くて…。

    最後まで読み終えてまたし最初からページを繰り直してしまいました。
    うーん、凄いです。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.10

  • inarix

    inarix

    人間というものは記憶の中で生きているようなものだ。互いの記憶が違えば異なる世界に生きていると言ってもいいだろう。いま見ている夢を他人と共有することはできないという事実に似ている。そう思えば人生というのは独り見ている冷めない夢に違いない――。

    作家のぼく、伊郷工は連絡が取れなくなったという父の安否を確認するために実家へと戻る。
    そこに、父ではなく、工と同じ名前と姿を持った男が《還って》来た。
    彼は、生後三か月で死んだ工の双子の兄、文のクローンだと言い、まさにその日の午前に死刑に処せられた死刑囚だと言う。
    父の行方、死刑囚の正体、そしてぼくという存在は――。

    それぞれの記憶に生きて、死んでいく人々の物語。先年に『だれの息子でもない』が上梓されているが、それがこの黙示録のための序章だったように思える。今作はサイエンス・フィクションに彩られた『死者の書』という感じ。
    続きを読む

    投稿日:2016.07.25

  • layefferinre

    layefferinre

    期待して読んだが、心のあり方、人とは、自分とは、というテーマについては面白いのだが、ストーリーとしては消化不良の感が残る。何が本当で、いや、本当とか現実とは何か、という話もあるが、読み手にとっては一貫したストーリーとして捉えにくい。それが狙いかもしれないけど。続きを読む

    投稿日:2016.03.03

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