【感想】「超」集中法 成功するのは2割を制する人

野口悠紀雄 / 講談社現代新書
(15件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あああら 1646886番目の読書家

    あああら 1646886番目の読書家

    「超」集中法 成功するのは2割を制する人 (講談社現代新書) 新書 – 2015/9/17

    新しい技術の登場を馬鹿にしないという態度が重要であるように思われる
    2015年9月23日記述

    野口悠紀雄氏による著作。

    重要な事に集中する。
    当たり前の事と思われているけれども
    現実に世の中でどれだけその事が徹底されているだろうか。
    瑣末なことにエネルギーを費やす前に重要項目を完璧にする必要がある。
    なぜなら時間制約があるから。

    特に書類の整理、試験勉強のようなコアが変化しないものに対する具体的な方法が本書で示されている。
    著者の超整理法、超勉強法などを読めば更に理解が深まると思います。
    タイトルの「超」集中法という名前から集中する為の具体的な方法が記載されていると期待してしまう人が出るのもやむを得ない。
    (書類の整理、試験勉強については示されている)

    ただこれまでの著者の本を読んできた経験から指摘すると何をおいても重要なのは「とにかく始めること」である。
    思い切ってやり始めることである。
    (もちろん何がコアかは分かっておく必要がある)
    そして「重要だけれども簡単には処理できない案件」を片付けるのだ。

    ビジネスにおいてはコアがよく変動する。
    これが勉強との最大の違いであり、受験秀才が会社で必ずしも活躍出来ない理由。
    職場で仕事の出来る、成果を上げる人達をよく観察し分析しコア発見術を盗んで回る。
    特に新しい技術の登場を馬鹿にしないという態度が重要であるように思われる。
    (昔、電話が登場した当初はおもちゃと見なされた。最近で言うと仮想通貨の登場)

    本、専門書においては索引があることが極めて重要。
    (英語の専門書にはほぼ必ず索引がついている)
    索引のある本は「手抜きしていない本」であることの証拠。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.16

  • higetan

    higetan

    核になるもの(およそ全体の2割)に努力を集中すれば,8割の効果・価値が得られるという理論(古くから「2:8法則」と呼ばれている)。大事でない部分にも均等に万遍なく努力を注ぐのは損。核になる部分が何なのかを見つける方法,その一つが,著者が提唱してきた押し出し式ファイリングに代表される「超」整理法。試験勉強などでは,核になる部分は不変,核になる部分を教えてくれる「よい教師」の言葉に耳を傾けるべし,図書館の本を下から見たときに黒くなっているページあたりが大事だとか。ビジネスの分野では核になる部分は時とともに変化するので難しい。高いところからものを見ることができるビジネスリーダーの存在が必要だ。続きを読む

    投稿日:2019.04.29

  • suburibilly

    suburibilly

    ・ある事項を調べたいときに参考文献が10冊あったとすると、2冊だけ読めば問題の8割程度は理解できる
    ・文章を書く作業は、見たまま感じたままを書くことではない。その中から書くに値することを抽出することである。見たこと、感じたこと、考えていることの大部分を切り捨て、書くに値するものを抽出する
    ・指導者に求められる資質は大局の判断において間違えないこと
    ・現在の日本においては、政治の指導者、企業の経営者などすべて、こうした資質が欠如している。経営者が経営者としての仕事をしていない。これは、今に始まったことではなく、第2次世界大戦中の日本の最大の問題点は、指導者が歴史的大局観を持たなかったこと
    ・大企業や官庁には、重要なことと些細なことの区別ができない人が大勢いる。彼らにとって最大の関心事は「言い訳」である
    ・事態の大きな変化に正しく対応するには、大局的判断ができる指導者が不可欠である
    ・よい教師がいない場合に勉強のコアを見出す方法は、?過去問題で勉強するのが最も効率的?入門用の簡単な教科書を見ること
    ・シュテファン・ツヴァイクの著作には、世界史習得に役立つ面白い歴史ものがいくつもある
    ・索引のある本は、手抜きしていない本であることの証拠である
    ・コアを見出すには全体を把握しなければならない。そのため、途中で分からないことがあっても、できるだけ早く進む必要がある。「一度つまずいたらその先が分からなくなる」というのは、数学などの教科の問題ではなく、人間の心理の問題
    ・年賀状や挨拶状を出す相手のうち、重要な人は2割ぐらい。すべての人に印刷物だけの書状を出すより、その人たちをきちんと扱い、書き入れをした書状をだすほうがよい
    ・生産、在庫、展示のコストがある限り、ロングテール戦略を取れるのはIT分野の大企業が中心
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    投稿日:2018.11.04

  • largeaslife

    largeaslife

    野口先生の文章と考え方が好きで、よく読むのだが、本書は内容が薄く感じた。

    本書でいう「集中法」は、「どうやって集中力を高めるか?」という話ではなく、いわゆる「20:80の法則」の話。コアに集中しましょうね、という話だった。

    (160)
    続きを読む

    投稿日:2018.10.12

  • H.Sato

    H.Sato

    ビジネスが勉強と違うのはコアを見出すことが用意でなく、しかもしrが変化すること。ビジネスの歴史を見ると将来のコアとなる新しい技術の潜在力を見抜けなかったれがいくつもある。ただし状況の変化を常に把握し、重要な変化が生じたときに柔軟に対応すれば、この問題に対処することができる。続きを読む

    投稿日:2016.11.04

  • キじばと。。

    キじばと。。

    「さまざまなことに『コア』と呼びうるものがあり、努力をそこに集中すべきだ」という冒頭の文章が、本書の内容のすべてを語っています。

    「ジップの法則」や「ランクサイズ・ルール」といった統計に関する話題を盛り込んでいるなど、興味深い話題も多かったのですが、本書から得られる具体的なテクニックに関しては、上の文章に尽きているように感じました。続きを読む

    投稿日:2016.07.21

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