【感想】ふしあわせなら手をつなごう!

日比生典成, 田上俊介 / 電撃文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • 月居遥

    月居遥

    田上俊介先生の綺麗な絵に惹かれて読んでみました。
    うん、読んだ感触としては良くも悪くもラノベというよりは
    児童書。
    良くも悪くも凄く優しい物語でした。
    優しすぎるとも感じないでもなかったですが、この優しさは
    忘れないでいたいなというか。

    しかしながら書きながら、この主人公・優哉は
    サモンナイト3の先生を思い出すキャラだなと思いました。
    人を信じ、愛情を注ぎますが自分自身に対してはどうだったのか?
    という。
    自分を信じない優しさが、本当の優しさか?という。
    ちゃんと優哉君は「自分を信じる」に着地できて良かった。

    この物語で「優しすぎる」と感じたのは彼の注いだ愛情が
    「直接」返ってきすぎている点でしたが、現実にも
    一見返ってこないように見えても、めぐり巡って返ってくる
    といいますよね。
    だからやっぱり忘れないでいたい気持ちなのです。
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    投稿日:2010.05.05

  • 禾乃口

    禾乃口

    好事魔多し、苦あれば楽あり、塞翁が馬、禍福は糾える縄の如し・・・。こうした言葉が多いのは、人が日々それらを口に乗せることで、幸福と不幸という、生きることの本質のどこかにある「何か」の両側面を行き来する力を得ているからなのだろうと思います。本作の主人公はきっと、これらの言葉と同じような役割を持った存在なのではないでしょうか。私もまた、作中で彼と触れた人たちと同じように、何かしらの力をもらえた気がしました。
    最後にもう一つ言葉を加えましょうか。「禍福門なし、ただ人の招く所」。けれど、いや、だからこそ私は、私に力をくれるこうした存在に「ありがとう」と言える人、大切にできる人でありたいと思いました。

    (2009年1月入手・6月読了)
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    投稿日:2009.06.06

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