【感想】美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか

会田誠 / 幻冬舎文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 晴

    世界的な現代芸術家・会田誠さんのエッセイ集。特に「北京で憂国」と「オマエは大学には行くな!」のお話が印象的でした。

    投稿日:2024.01.13

  • ひつじ

    ひつじ

    会田誠さんの頭の中。
    文章がおもしろい。
    日本画への熱い想いが綴られていたのが少し意外で印象的。会田さんの作品も「日本のイラスト」的要素があるからなのか。。
    少し前の本なので、今の頭の中も拝見したくなりました。続きを読む

    投稿日:2020.11.01

  • hokkaido

    hokkaido

    現代芸術家、会田誠によるエッセイ集だが、冒頭からして最高に面白い。なにせ、公開制作をするために滞在していた北京で胡散臭い健康グッズ(日本の火山岩から抽出した成分を使った湿布でリウマチを完治させる!)を紹介するCMに出演する話なのだから。それもその健康食品の開発者である怪しげな日本人の博士という体で、適当な日本語を話し、それらしく威厳を見せながら商品の説明をさせられるわけで、全てがハチャメチャで面白すぎる。

    そんな芸術に全く関係ない話から、大阪の美術館でおばちゃん方を前に公開制作させられる苦痛、傑作『戦争画 RETURNS』に関するあれこれ、など、会田誠の文章力の高さと面白いエピソードの数々を楽しめる。タイトルも素晴らしい。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.10

  • ukkarihachi

    ukkarihachi

    好きです。会田誠。
    編集者によるあとがきに、彼の魅力が詰まっています。

    『誰でも享受できる馬鹿さとエロさと面白さと訳の分からなさと不可思議さと。美術作品と等価な会田さんの文章、面白くないはずがないですよ〜』

    それにプラス。
    会田誠の文章には「愛」がある。
    続きを読む

    投稿日:2015.11.14

  • べそかきアルルカン

    べそかきアルルカン

    現代美術と、その周辺に纏わることについて書かれたエッセイです。
    先人たちがいろんなことをやりつくして、もうこれ以上やるべきことがないと思われる状況の中で、さらに新しい表現法を見出さなくてはならないという苦悩と葛藤は、美術家だけではなく、音楽や文学など、あらゆる表現者に共通のことだと思います。たとえ運よく新しい表現を成し得たとしても、それが100年後、500年後に作品として残るか、あるいは語り継がれていなければ意味がないような気もします。そんなタイヘンな仕事だから、生涯身を捧げても、むくわれない人の方が圧倒的に多いはずです。私たちの文化は、そういう人たちの骸の上に築かれているのかもしれません。現代美術はわかりにくいという意見をよく耳にしますが、そんなのは当たり前で、表現が時代を先取りしていて時代が追いついていないうえに、ひとりよがりで価値のないものまで混在しているからってことでしょッ。〝アーチストとは、お気楽な仕事に違いないが、わがままがやれる局面で、ちゃんとわがままがやれないと減点になる〟という一文がありますが、凡人とゲージツ家の差って、きっとそういうところにあるのだろうと思います。でも、産みの苦しみを味わっている人より、鑑賞する側の方が、ずっとお気楽なんじゃないかと思いますが・・・。

    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2
    続きを読む

    投稿日:2015.10.04

  • dokky

    dokky

    新潟県立近代美術館(長岡)で開催されている、「会田誠展」に行ってきました。
    会田誠、新潟県新潟市出身の現代美術家。
    コンセプチュアルだけど分かりやすくて(だってちゃんと解説がついているから)時にセンセーショナルでテクニシャンな作品たちに、魅了されっぱなし。
    ん〜現代美術好きだし会田誠もその中ではわりと好きなほうかな〜
    が、
    好きだ!!
    に変わりました。
    (ご本人にも会えたし!ミーハー!)
    「わりと好きなほうかな〜」
    だった理由が、氏のエッセイ第一弾「カリコリせんとや生まれけむ」が面白かったから!というのがあったのですが、第二弾もあるはずなのにどの本屋に行ってもない。
    でもさすがに個展の物販にはあるだろ〜
    と思ったらやはりありました!
    文庫版の発売日を見たら、1ヶ月前。
    なーんだそんな最近だったのねー。
    感想としては、第一弾のほうが面白かったのですが、第二弾もなかなかハプニング続きで。。
    会田誠さんの文章にはほんと中毒性ありますね。作品もしかり。
    あーいまどっぷり浸かりすぎてやばいです。
    とりあえず個展にあと2回くらい行きたい。
    続きを読む

    投稿日:2015.09.18

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