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加藤千穂美, 中山幸 / ビーズログ文庫アリス (1件のレビュー)
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ゆきんこ
弟が行方不明になり当時の事件の記憶だけを失う高校一年生の「花」。 夢見が悪く今日も遅刻です。 教室では「最果てノ国」の異邦人による高校生の誘拐事件の話へでもちきりだ。 「最果てノ国」とは童謡で世界中に…物証もある異邦人(エトランゼ)が住む国の事だ。 「悪い子は連れていかれるよ」と親が子どものしつけに使ったりもする。 学校に着き教室に入ろうとした時に事件が起こる。 誰かに口を塞がれ「契約(コントラクト)」と囁かれ、男に左の鎖骨に吸いつくようなキスをされる。 花は初めての感触に敏感になってしまう。 小さな男の子が居て凪と名乗ったが人の気配に3階から飛び降り消えるのであった。 幼馴染のユキヒロは警察庁の管轄の特別対策班の刑事で異邦人による誘拐事件の捜査をしていた。 花の弟を助けられなかった事を悔やみ刑事に。 異邦人「凪」がまた花の前に現れ、花は世話をする。 3年前に記憶を取り戻し異邦人につき調査をしていた花は異邦人の世界が知りたく凪に話を聞く。 弟は最果てノ国に居るのか?と。 凪はキスで契約をしキスでつけたアザが消えると大人の姿になってしまう(大人の姿が本当なのだが花は知らない)。 凪は最果てノ国のやり方が気に入らず、主犯のヴァニラを探している。 花が先に接触してしまい危機になるが、ユキヒロと凪の活躍で難を逃れるが・・ 凪に芽生える感情とユキヒロの花に対する思いが交差し今後の発展が気になる作品です。続きを読む
投稿日:2015.09.07
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