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荒牧典俊, 本庄良文, 榎本文雄 / 講談社学術文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
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keiichiisozaki
読了。 最古の仏典のひとつ。 素直な感想としては、退屈。 原始仏教についての討論や、ミャンマーなどの仏教行事を普段からyoutubeで見て、ある程度知っていたこともあって、新たに知る内容は特になかった…。繰り返しが非常に多く、問答の際には同じような返答ばかりが返されるため、本書は300ページ程の厚さだが、5、6ページで済む内容だと言える。いくつかの章は、韻律を伴う詩と化しており、正確な記録ではない。人類の歴史は伝言ゲームだと昔書いたが、最古のなかでも最初期に当たる仏典が既にその様である。紀元前400年前のインドでは字を残す習慣がないのだからそれでもよくぞ伝えたと一方で褒め称えたい。スッタニパータの神髄は、本書を読まずともwiki派生各種だけで十全に掴める。釈迦の説いた教えは、最高究極のものであることに疑いはないが、だからといって本書を有難く拝む必要はない。村上龍の歌うクジラにおけるひどくくどいコピペ文はこれを参考にしたのではないかと思った。嘘偽りない真実を語ると豪語する釈迦が、内陸部にあって決して見たことのないであろう海と海の向こうの世界を平然と語るのにはおかしなものを感じた。無明という言葉の理解がもっとも難関だった(wikiを読んでよく分かった)。続きを読む
投稿日:2018.03.07
take2015
釈迦の上座部の教え。人としての正しい心構えを繰り返し説いている。正しい行いの先には解脱がありそれが最上の境涯だとしている。
投稿日:2017.08.18
小野不一
中村元や今枝由郎が「怒り」としている箇所を「むらむらとこみ上げてきたいらだち」と訳す。たぶん蛇が鎌首をもたげるように怒りの感情がさっと湧き起こった瞬間を表しているのだろう。つまり「瞬間的な怒り」である…。ま、「馬鹿」と言われて「何を!」と思うような怒りだ。大事なことは「怨み」ではないということ。 https://sessendo.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html続きを読む
投稿日:2016.06.02
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