【感想】ruin ―緑の日々―

六青みつみ, 金ひかる / リンクスロマンス
(4件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • トア

    トア

    「ruin 傷」の続編。
    前作の重苦しく辛い物語から、救いの物語へ。
    前作はカレスのライオネルへの片想いが物語の中心だったので、攻めのガルドランの魅力がいまいち伝わりにくかった。のですが、公爵として自領に戻り、ガルドラン視点で過去のエピソードなどが語られ、やっと(?)その包容力や優しさ、カレスへの想いがはっきりと見えてきて、今作ではとても魅力的な人物に映りました。
    カレスが次第にガルドランへの想いをつのらせていく過程が丁寧に描かれており何度も切なさに目頭が熱くなりました。
    息子のガルドランに貴族として妻を娶り子を作ることを期待している母がカレスに冷たくあたるシーンなど、カレスかわいそう…!って思ってしまうのですが、単に意地悪な人物として描かれているのではなく、それぞれの登場人物の想いがきちんと描かれているので切ないんですよね…。
    その妃の言動がまさにカレスが過去に発した言葉そのものであったり…。
    前作ほどではないもののシリアスな展開が続くのですが、それでも爽やかな空気が漂っているような気がするのはルドワイヤ領の豊かな森の描写のせいでしょうか。
    最後は痛快でさえあります。
    ファンタジーBL好きにはぜひお勧めしたいシリーズ。
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    投稿日:2012.08.16

  • とうや

    とうや

    『光の螺旋』シリーズ4
    「ruin-傷-」続編 2段組
    2002年8月 同人誌掲載作を大幅改稿

    ガルドラン×カレスはこちらで完結しておりますが、同人誌ではその後のお話も有。

    元々続編を楽しみにしていたのが、一度発売延期になったため余計に待ち焦がれた作品でした。
    前の作品が身も心も追い詰められボロボロとなっていくかなり切ないお話でしたが…その辺は前作と今作はギャップがかなりありました。まぁ、ある意味当然なんですが。表紙どおり幸せが何より(笑)
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    投稿日:2009.12.26

  • 九道楼

    九道楼

    前作があまりにもかわいそうな感じで終わったので、今回ちゃんと幸せになってよかったです。
    この先生はわりと最後まで書ききるので好きです。

    投稿日:2009.12.09

  • sacco

    sacco

    前作に比べたらそんなにどん底ではなく、
    割とイチャイチャモードなんですが、
    それでも結構主人公たちが可哀想なことになってる…。

    投稿日:2009.12.07

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