【感想】新装版 小説太平洋戦争 (4)

山岡荘八 / 講談社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • たけ坊

    たけ坊

    サイパンでの非戦闘員を巻き込んでの悲惨な玉砕戦、岸信介らの活躍による東条内閣の倒壊、特別攻撃隊、比島沖海鮮、レイテ島決戦、ルソン島での山下大将以下日本軍の徹底抗戦。
    もはや勝ち目がない状態での栗田艦隊の使命や、総軍司令部から山下大将に下された命令の不条理さなど、敗戦間近の日本の醜態と、それでも祖国を思い果敢に戦い続けた将兵。続きを読む

    投稿日:2022.07.09

  • まずは1000冊

    まずは1000冊

    この本の最後のページ、山下奉文(ともゆき)大将の言葉、絞首刑前の遺言「人間の性根は学校に通う前に、わが家の母の教育で作られる。自分の遺言は、婦人の教養をたかめて、よい母をつくること!これを祖国に望むだけだと伝えてくれ」が心に刺さった。
    マレーの虎と呼ばれ、シンガポールの戦いを率い、自らの意に反しながらもレイテ島決戦を決行し、最後にはルソン島で頑強に戦い尽くした猛将の心中を察するには、私には人生経験が足りなすぎるが、この言葉が真実であれ、山岡荘八氏のフィクションであれ、確かに胸に刻み、これからの社会のために働いて行きたいと思う。
    日本を思い、散っていった数多の先人のためにも。合掌。
    続きを読む

    投稿日:2017.07.16

  • 講談社文庫

    講談社文庫

    絶望的な「死の舞踏」をくりひろげた挙げ句、サイパン島は失陥、他の太平洋の島々にも累々と死屍(しし)が積まれた。和平に持ち込む戦略を持たない指導者たちは、逼迫するほど闘志を燃やし破滅に向けて狂奔。戦艦部隊の強行突入に国運を賭けなければならなくなる。もはや残された道は、玉砕と特攻しかなかった。続きを読む

    投稿日:2015.07.16

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