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徳大寺有恒, 島下泰久 / 草思社 (4件のレビュー)
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hkobayashi
徳大寺さんの書く最後の「間違いだらけ」なので久しぶりに買ってみました。 思えば昔の「間違いだらけ」は毎年買っていたのですが、いつの頃か買わなくなっていました。昔の「間違いだらけ」は日本車しか知らない私…に、「そんなもんで満足するな」と世の中の広さを教えてくれていた気がします。 2011年版からは島下泰之さんとの共著になっているそうですが、この2015年版では徳大寺さんの記事はあまり無く、ほとんどが島下さんによるものです。しかしこの2015年版が徳大寺さんの最後の著書なのだそうで、内容どうのこうのではなく、買わずにいられませんでした。 小林彰太郎さんが亡くなり、徳大寺さんも亡くなってしまったので、また一つ時代が終わったような感じですね。この分野に彼らに匹敵するような人はもう出ないのではないかと思うと、やはり残念です。 徳大寺さんのご冥福をお祈りいたします。続きを読む
投稿日:2018.10.13
blackkitty
もはや、名前だけの徳大寺氏でしたが、時が来てしまいました。助手席インプレッションとか、どういう心境だったのでしょうか。個別の論評はともかく、こんなクルマあったの?なクルマもありました。クルマの存在自体…が問われているのかも。続きを読む
投稿日:2015.02.09
kamelife
昨年秋、突然逝ってしまった徳大寺先生は燃料電池車にを体験していた。果たして先生はニホンシャのMIRAIを知り安心しただろうか。正直なところもう少し先の時代までお付き合い願いたかった。来年はどうなるんだ…ろう。ぜひとも島下さんに続投願いたいと思う。続きを読む
投稿日:2015.01.29
michy110
日本経済新聞社 小サイズに変更 中サイズに変更 大サイズに変更 印刷 2015年版 間違いだらけのクルマ選び 進化促す秀逸な批評 2014/12/17付日本経済新聞 夕刊 「…はたして日本車は美しいだろうか」という問いかけと、トヨタの燃料電池車「ミライ」の登場の重要性を手際よく語ることから本書は始まる。それは日本の自動車メーカーの強さと弱さへの徳大寺有恒の遺言である。 また、島下泰久による、楽しさと、安全という側面からの「自動運転」への疑義と、ホンダのトラブルの続出がサプライヤーとの関係において発生していることの指摘に、評者は大きく頷(うなず)く。 いうまでもないことだが、徳大寺有恒が日本のクルマの進化に果たした役割ははかりしれない。どのような「もの」も批評(評価)をぬきには発展しないのだ。 島下との最後の共著である「2015年版」を読みながら、改めてクルマのもつ無限の楽しさを感じた。島下はマツダのデミオを「世界に胸を張りたい出来」として論じているが、たしかに街でみる新しいデミオは小気味が良い。あるいは新しいクラウンへの辛辣さ。批評というものはこうでなければならない。匿名ではなく、自分の言葉に責任をもってこそ批評は成り立つ。次年版からの島下の役割が期待される。本年の掉尾(とうび)を飾る5つ星。 (中沢孝夫)続きを読む
投稿日:2014.12.18
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