【感想】新装版 小説太平洋戦争 (1)

山岡荘八 / 講談社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • たけ坊

    たけ坊

    相変わらず山岡荘八の本は何十年も前に書かれたとは思えないぐらい丁寧な取材の上に書かれていて、歴史観の偏りもあまり感じない。日本人にとって必読じゃないかと思う。
    松岡洋右が日独伊三国同盟、日ソ中立条約を結んで帰朝するところから。松岡はそれらを対米交渉の材料として考えていたこと、近衛文麿のウィッシーワッシー感、東条が首相となってからの対米交渉の努力、コミンテルンの関与を伺わせる事件と頑なに対日開戦に向けて謀略を進めるローズベルト、真珠湾攻撃やシンガポール攻略など。続きを読む

    投稿日:2022.05.14

  • katsuya

    katsuya

    従軍記者であった山岡氏の著書。現場で見た事実と、戦後の関係者への徹底的な取材による、まさに「戦史」。教科書で習った(しかも学年末で駆け足で、、)内容の何倍も、この戦争のことが理解できる。なぜ開戦に踏み切らざるを得なかったのか、国民はどう思っていたのかなど。小説と銘打たれているが徹底的に客観的に書かれているので、読み物というよりは歴史の解説に近いイメージ。どうしてあのような戦争を起こしてしまったのかを明かしたい自分としては、かなり参考になった。続きを読む

    投稿日:2020.06.07

  • 講談社文庫

    講談社文庫

    和平のため奔走する首相・東条英機だが、ルーズベルト大統領は対日戦争の肚を固めていた。真の日本の苦悩を見抜いた山本五十六は、連合艦隊司令長官就任の祝宴で「天命を待つのみでは祖国の安泰は期しがたい」といってのけた。海軍報道班員として従軍した著者による、太平洋戦争全史を描いた唯一の大河小説。続きを読む

    投稿日:2015.06.19

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