新刊・予約
ランキング
セール
特集・キャンペーン
ジャンル一覧
詳細検索
0
高山文彦 / 文春新書 (13件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
outofsight
ちょっと間違っているかもしれないが、「Breaking Bad」だなあ、と思った。麻原彰晃も全くのインチキだったわけでなく、ある程度の能力も持っていたけれど、生来の性格と生い立ちがその道を歪めてしまっ…たのだと思う。 特にこの本の前半部分の話を読んでいると、自分が同じ時代に生きていたとして、オウムに入らなかったとは言い切れない。あの事件以後、完全に日本は新宗教アレルギーになってしまったけれど、新宗教ブームだった当時ならなおさらだな、と。 しかしダンテス・ダイジの話は一切出てこないのも不思議だな。続きを読む
投稿日:2022.05.08
ゆきりんパパ
オウム事件は、私自身少年期に報道され広報担当の方が連日TVに出演され、また幹部の方がTV放送中に刺されたりして、衝撃を受けたことを覚えています。当時教祖の風貌を見て、私の感覚では異様としか言いようも無…かったのですが、医師を始め高学歴の取り巻きがいる事に驚きを感じました。その教祖の成り立ちに興味を持ち本書を取ったのですが、幼少期の境遇は不幸なところもあったように感じますが、その後は一時純粋な取り組みもあったようですが、利己的な狂気に満たされ、それに巻き込まれた人々の悲しみと理不尽さは、想像に耐えません。 現時点ではご自身と取り巻きの方々は刑に処されていますが、だからこそ繰り返さないため、今これからと考える必要があるかと感じました。続きを読む
投稿日:2021.09.26
valdor24
麻原の生い立ちがよく分かった 麻原が捕まってから多くの人に取材をしているはずだから、彼を良く言う人は皆無だなって思いながら読んだ 後半の話は面倒で飛ばしながら読んでしまった
投稿日:2018.11.28
QAZ
平成史に残る怪物、松本智津夫死刑囚の生い立ちから『麻原彰晃』が出来上がるまでを丹念に追ったルポ。 『麻原彰晃』からしか見たことがなく、世の報道も多くはそこにしかスポットを当てていなかったので、とても興…味深く読めました。 内容も、批判・糾弾するのでもなく、正義感を振りかざすのでもなく、淡々と事実を情報として記述しているのがとても良かった。 平成が終わるタイミングで、課題に一区切りをつけるべく死刑が執行された今、改めてあの事件・怪物を見つめ直すために手に取ってみることをお薦めします。続きを読む
投稿日:2018.11.11
mtsrs
オウム以前の話は余り他では読めないのかな。船橋の頃のエピソードなどそれなりに興味深い。ヒヒイロカネの話は余分なような。
投稿日:2013.08.18
そらら
松本智津夫死刑囚の幼少時代からの経緯を伝記的に描いたものであるが、 自分が強く思わされたのは、 「誰でも麻原彰晃になりうる可能性がある」ということである。 松本智津夫は、親に捨てられ、盲学校に…入れられたという不幸な過去を持ち、 あたかもその心の空白を埋めるかのように、自分を高め他人を利用しようとする。 智津夫にとって、幼いころから、社会は自分の敵であった。 そんな智津夫と同じように狡猾で、他人を傷つけ、自分が悪いくせに、勝手に被害者意識を作り出して、自己保身に一生懸命で、自分の殻に閉じこもってしまい、さらに他人に嫌な思いをさせつづける人間というのはみなさんの周りにも一定の割合でいるかもしれない。 はじめは、小さくてささやかであった「オウム神仙の会」も、「オウム真理教」になるにつれ何かの狂気に取り付かれたように「ハルマゲドン」の被害妄想を持ち始め、ついにはあのような事件に至ってしまったのである。 「麻原も社会から排除された被害者である」ということはある程度は言えるかもしれないが、 決して同情はしない。 そして、決して同情などしてはいけない。 しかし、麻原彰晃、オウムを求め、作り上げていったのは ほかならぬ、同じような心に空虚さを抱え、現実を超えた世界に救いを求めようとした信者でもあったのかもしれないし、社会でもあったのかもしれないし、時代であったのかもしれない。続きを読む
投稿日:2012.11.14
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。