【感想】大奥 11巻

よしながふみ / メロディ
(57件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
21
16
8
0
0

ブクログレビュー

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  • tsukasa26

    tsukasa26

    だから私の代わりに倅の家斉には種馬になってもらったまでのこと 大体徳川家の男の中で其方だけが人痘を接種した故他家の男は死に其方が生き残って将軍になれたのではないかッ‼︎皆が人痘を受けては元も子もないわ! あの女には何の志もない!あるのはより強大な権力を求める肥大した欲望だけだ 治済公は御子を間引いているのですわ 権力の頂点にたった快感も思うたより短かった 松平定信公が罷免されたと言っても蘭学が奨励されている訳じゃない ジェンナーは牛の乳搾りの娘が決して天然痘に罹らない事実に着目した続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    ラストの一コマ
    ここに辿り着くまでに
    いろんなことがあったけど
    身分に縛られて仕舞えば
    絶対にできないのだけど
    そんなものよりも
    この病をなんとかする方が大切だと思い
    自分という最大のサンプルがあることを知って
    時代を、政治を進めようと決めて
    頭を下げることができる
    怯えているもの、
    恐れているものは
    多くあるけど
    やるしかないと思えば
    決めて行動できた
    一気に話が動きそうな終わり方です

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    投稿日:2023.10.06

  • saya

    saya

    このレビューはネタバレを含みます

    治済のキャラクターがただただ恐ろしい。
    資料が残っていないのでこのような人に設定したとのことだが
    歴史上の人物の心象が悪くなるレベルで作り込まれ
    史実の中にうまく落とし込まれていて
    本当にこういう人で、こういう歴史があったのかも
    と思わず考えてしまうほどだ。
    退屈だからといって人の人生をめちゃくちゃにするサイコパスぶり、
    でも実際ありえるだろうなと思う。
    悲しいが馬鹿には勝てないという部分はある。
    定信の台詞にもあったが、普通の人間は自分とある程度周囲の人間の”常識”は同じだと思って行動しがちだが
    志も無く欲望だけしかない人間もいる。
    残念ながらそういう人間ほどしぶとく、権力や富を手にしてしまったりするものだ。


    家斉は良い人で、頼りがいは正直言ってないものの
    恩を忘れておらず自分にできる範囲でも動こうという
    姿勢は評価できる。

    お城の中の描写が暗いものが多いだけに、
    黒木さんたちの描写は少しは救われる。
    「平賀源内という人は天才であった」
    と黒木さんが思いこうして意思を継いでいることが
    源内さんや青沼さんの行為に少しでも報いることになっていると思いたい。

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    投稿日:2023.01.15

  • Zwarte Beertje

    Zwarte Beertje

    このレビューはネタバレを含みます

    家光以来の男性将軍となった徳川家斉の時代。とはいえ実態は徳川治済の傀儡。
    治済のことはまったく知らなかったが、彼女の異常なサイコパスぶりがこの巻の見どころ。松平定信もあっという間に失脚されられる。
    民間に下った黒木はがんばっている。

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    投稿日:2022.12.27

  • らじヲ

    らじヲ

    良いところどりをしたい一橋治済の息子が150年ぶりの男将軍として徳川11代家斉さんになりましたの巻。

    55人ものお子さんを作った家斉さんが女将軍じゃ厳しい設定だよなぁ…と思っていたら男でした。
    よく考えられています。

    しかし、実在の人間を描くのは難しいですね。
    家斉さんの親である治済さんが、かなりの問題児。
    松平定信さんなんてかわいいものでした。

    しかし、水戸藩を除く御三家・御三卿にまで養子や嫁として子供を送りつけた家定さんの一橋家の血がいずれは絶えて、水戸の慶喜さんが養子として一橋に行くのだから不思議。

    今の徳川宗家も水戸藩の血に代わっているよね。
    暴れん坊な吉宗さんが紀州の血で徳川宗家を継いでいこうとしたけれど、かなりのところが最後は水戸に置き換わっている。
    水戸って粘り強くてスゴイですね。
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    投稿日:2019.06.28

  • NORIS

    NORIS

    このレビューはネタバレを含みます

    2017.5.13市立図書館(長女) →2020.7購入
    去年の10月以来7ヶ月ぶりの続き♪
    10巻は平賀源内と青沼が赤面疱瘡撲滅にむけた大きな一歩を遂げるも...
    で、そのおかげで生き延びた徳川家斉の治世になってのお話。
    いや〜恐ろしかった...治済。人の心の通じなさがホラー。
    このさき茂姫とお志賀の方の仲はどうなっていくのだろう。
    母の傀儡として将軍の座に置かれた家斉はやさしく人の心がわかる男のようだけれど...
    男女逆転がまた元に戻る日はくるのだろうか。

    表紙は家斉と茂姫

    ***
    2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。
    8巻終盤から始まったシーズン2医療篇、第三回までで赤面疱瘡撲滅チームが悲劇的幕切れを迎え、四回目はちょうどこの巻一冊最後まで。江戸城では久々の男将軍家斉は治済の操り人形、一方市中に追われた黒木は伊兵衛らとほそぼそと診療や研究を続けつつ(息子にも恵まれ)赤面疱瘡撲滅のために地道に歩を進める。仲間由紀恵の治済は美しすぎるだけに原作よりさらにすごみがあるかも。武女に毒を飲ませる場面の目がキラキラかがやかす表情はすごかった。家斉と茂姫は漫画のイメージ通りでよい。

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    投稿日:2017.05.13

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