【感想】火山入門 日本誕生から破局噴火まで

島村英紀 / NHK出版
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 聖心女子大学図書館

    聖心女子大学図書館

    カテゴリ:図書館企画展示
    2016年度第9回図書館企画展示
    「災害を識る」

    展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。

    開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金)
    開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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    投稿日:2019.02.28

  • 9mmakaneko

    9mmakaneko

    火山国日本に住みながら、火山のことを知らな過ぎた。
    著書の島村先生、草津白根山の噴火で、同じ日に違うテレビ局に出演されていた。
    やはり第一人者、ということなんだろうな。

    投稿日:2018.01.25

  • y_doka

    y_doka

    勉強にはなるが、「いやこれ日本もう住むとこないだろ」と暗澹たる気分にもさせられる。
    それにしても噴火予知って地震予知と似た程度に信頼性なかったのね。知らなかった。

    投稿日:2016.12.17

  • 芳梅

    芳梅

    〇目次
    はじめに
    第1章:こうして火山が日本を作ってきた
    第2章:日本を脅かしてきた噴火と火山災害
    第3章:どんな大噴火がこれから日本を襲うのか
    第4章:危ない火山は意外に近くにある
    第5章:火山とともに生きていく
    おわりに

    火山の基本的な構造や噴火の種類、火山噴出物の種類(火山弾、火山岩塊、火山礫、火山灰)、火山岩の種類(ケイ素の含有量の違い)やそれに関わってくる溶岩流の違いなど紹介されている。また、プレートの動きの説明には従来プレート・テクトニクス理論が用いられていたが、加えてプリューム・テクトニクスを用いると火山や地震の発生のメカニズムが理解しやすいということも初めて知った。
    プリュームが上がっていく箇所を「ホットスポット」といい(例えばアイスランドなど)、プリュームが沈み込んでいく箇所を「コールド・プリューム」と呼ぶらしい(例えば日本など)。

    「ホットスポット」と「コールド・プリューム」ではマグマ溜まりの起こる場所や仕組みが異なるため、火山の噴出物や発生の仕組みも当然異なってくる。

    まだまだ地球の内部のことは分からないことが多いため、地震・火山予知は不可能である。ただ、地球表面の陸地の約7分の1の活火山があるとされる日本列島に住む我々は火山の基本的な構造を知っておいた方が、火山災害の際の減災にも役立つだろう。
    火山にまつわる情報をコンパクトにまとめた1冊として是非とも手元に置いておきたい。
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    投稿日:2016.06.12

  • hakuhatu

    hakuhatu

    火山噴火は、地球が生きて動いていることを示す、最も象徴的な活動なのである。地球は生まれてから46億年の間、変化をし続けている。変化の歴史と今を知るのに火山は重要な窓口となる。
    世界有数の火山国である日本では火山は身近な存在ではあるのだが、その実体に付いて少々無関心にすぎないだろうか。
    本書を読んでなるほどと思うことがたくさんある。
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    投稿日:2016.02.14

  • madameassy

    madameassy

    このレビューはネタバレを含みます

    「日本の火山は大噴火を各世紀に4~6回繰り返してきているのに、この100年ほどは『異常に』静か」だと、本書の前書きは述べている。
    そして現代の私たちは、「異常に静か」なこの100年のほうが当たり前な状態だと思い込んでしまっている。
    だが、本書をよく読むと、この100年でも、記憶に新しい御岳山や雲仙のほかにも、人的被害をもたらした火山の噴火があったことがわかる(主に第2章で挙げられている、伊豆諸島や十勝岳、また火山ガスの事例)。そしてそれらについて、地元の方々は別として、一般的には教わってないし、火山の噴火のニュースなどでも振り返って述べられることは少ないように思う。
    日本はもっと火山を含めた「地学」の勉強に力を入れるべきではないか。学者だけでなく、また火山付近の住民の方々だけでなく、一般人にとっても必須科目にすべきだと思う。日本に住んでいる以上、火山の噴火や地震からは逃れることはできず、1時間後には自然災害に遭っているかもしれない、むしろそれが当たり前のことなのだという自覚と覚悟を持つべきなのだと思う。
    以前読んだ「人が死なない防災」にも書いてあったが、自然災害で何かしらの被害があると、マスコミはすぐ行政の責任を騒ぎ立てるが(むろん行政が何もしなくてもいいわけではないが)、行政の対策を期待しすぎるあまり、私たち一般人は、自分がすべきことを考えなくなってしまっていないか。さらには、自然災害が起こることそれ自体が、行政の無策のように責め立てることすら見られる。私たちは自然をコントロールすることはできないという原点に立ち返る必要があると思う。私は関東の人間なので、富士山、箱根、浅間山が噴火した時にはどう行動すべきなのか、いま一度考えておきたいと思った。

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    投稿日:2015.10.21

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