【感想】八百八寺の風鈴屋

石崎とも / メディアワークス文庫
(5件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • 永杜

    永杜

    京都の一角にある、兄弟が営む風鈴屋さん。
    そこでは、鳴らない風鈴が音を出したとき
    悩みを抱えた客がやってくる。

    べらべら喋る接客担当の兄と、寡黙な職人の弟、のコンビ。
    こんな兄に接客されたら、うるさくてたまらないかと。
    しかも自分の好みのものを買わせてくれませんし。
    話を読み進めていけば、何故別の風鈴を勧めてくるのか、は
    分かるのですが、客としては納得して買いたい。
    と思うと、このセールストークでは無理があるような…?

    よかれと思って自分の考えを押し付ける兄と
    いつまでも頼ってくれない事にじれる弟。
    静と動というか、ツンデレというか…兄は明るいので
    それは違う感じもしますが。
    読んで、面白かった、とは思いますが、若干ご都合主義で
    終わった感もあります。
    続きを読む

    投稿日:2019.11.25

  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    このレビューはネタバレを含みます

    京都の町の風鈴屋、兄弟2人が仲良く商売そっちのけで、人の悩みを聞いている。
    京都人らしからぬ早口で、おしゃべりなところは、少し抵抗がありながら読んで行った。

    「風の通り路」という店のなまえの由来がいい。
    火や水や土が、無くなったらすぐに気付くし、早く元に戻ってほしいと嘆き悲しむけど、もし、風邪が吹かなくなったとして、人は、それにきがつくだろうか?
    風はお腹を満たしてくれるわけでもなく、自分たちの生活を支えてくれるわけでもない。
    でも、ひとびとの心を満たしてくれている。
    風がタンポポの綿毛を飛ばし、風が食卓の香りを運んでくれると。

    昔、夫婦って、どちらも、空気のような存在でいてほしいと、聞いたことに重なった思いで、読んだ。
    目に見えるわけでもなく、普段の生活にあって当たり前のように存在しているので気付かないだけで、無くなってしまったら、どんなにか苦しむことだろうと。

    東北の大震災の時に、一日前、普通の生活が、当たり前だったんのが、天と地をひっくり返したような悲惨ことに夢にも思わなかっただろう。

    この本を読んで、少しお調子者の兄第だが、深い絆で、結びついているのが理解できた。
    もう少し、内容が充実していたら、もっと素敵な本になることだと思う。

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    投稿日:2017.01.09

  • nino0328

    nino0328

    読むのが苦痛、とまではいかないし、内容が軽いので読みやすくはあったけど、
    いろんな点で説得力がなく、薄っぺらい。
    主人公を気持ち悪いとしか思えなかったのも、楽しめなかった原因かも。
    こういうキャラクターやご近所さんとのつながりを描きたいのなら、
    京都じゃなくて下町とかの方がまだよかったんじゃないかな。
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    投稿日:2016.05.22

  • pokopoko0713

    pokopoko0713

    読みにくいっ。京都が舞台だったのでつい買ってしまったのだけど、登場人物のキャラも薄いし話の内容も薄い。軽すぎるタッチなのにつまらなくて読むのがつらかった

    投稿日:2015.03.10

  • メディアワークス文庫公式

    メディアワークス文庫公式

    【風鈴の音色が奏でるのは、家族の愛と絆――
    お客様が知らない大切な想いをお届けします】
     京都に佇む風鈴専門店『風の通り路(みち)』。この店には、代々伝わる不思議な風鈴があり、お人好しの兄弟が働いている。
     不思議な風鈴によって、悩みを抱える来客を知る若店長・遊佐和真は、今日も今日とて商売そっちのけで客の問題に首をつっこむ日々。一方、そんな兄を諌(いさ)めるのは、共に働く現実主義者の弟・遊佐隆司。でも、調子のいい兄のペースに乗せられて、いつもいつの間にか協力する羽目に。
     そんな二人が働く風鈴屋に、亡くなった夫の想い出を巡ってある老婦人が訪れて……。
     これは、風鈴によって人々の悩みを幸せに変える、お人好しな風鈴屋兄弟の物語。
    続きを読む

    投稿日:2015.01.30

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