【感想】七十年の約束 ~届く宛てのない手紙~

大平しおり / メディアワークス文庫
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • lacrimosa

    lacrimosa

    人を好きになることはつらい。それはまるで透明なナイフで何度も胸を貫かれるようで 血は出ないが痛くて痛くてたまらない。それでもどうして人は人を欲してしまうのだろう。ナイフが胸に刺さるほどに恋慕は募り、涙が伝ってしまうのだろう。続きを読む

    投稿日:2015.03.31

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    メディアワークス文庫公式

    【手紙に込められていたのは信愛の約束。七十年前の想いが今、よみがえる――。】

     新米新聞記者・仲尾晴人(なかおはると)が病床の祖父・仲尾碧(なかおみどり)からある一人の女性に渡してほしいと託された一通の手紙――それは、67年前に書かれた、祖母ではない「蓮沼閑子(はすぬましずこ)」という見知らぬ女性宛てのものだった。堅物の祖父曰く、恋人でも、ましてや愛人でもなかったという。この閑子という女性と祖父の関係に興味を抱いた孫の晴人は、新聞記者の伝手をたどって、さっそく閑子の孫の水森咲子(みずもりさきこ)と会うことに。
     そして、二人はお互いの話を繋ぎ合わせ、在りし日の祖父たちの想いを探っていく……。
     手紙に込められていた一つの約束が、深く切なく心に響く感動の恋愛ストーリー。
    続きを読む

    投稿日:2015.03.09

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