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かたやま和華, サカノ景子 / 集英社コバルト文庫 (3件のレビュー)
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瑠璃花@紫苑
設定はおいしいのに、この二人はどうなるんだろうというハラハラがないのがもったいない。 ハンサムな彼にきゃあきゃあ言ってるだけのヒロイン。ちゃんと彼女と話せばいいのにそれをしないヒーロー。 両思いで…糖度が高いのは良いのだけど、相手とその気持ちを交わしていないから、すごくつまらない。自分で思って自分で完結する恋なんて、恋の醍醐味は半減してしまう。 呪われ死宝物のことも、もっとスズメが真剣に取り組んでいれば、出来るシッカリした側面も出てきて、恋する少女の側面も引き立つのに。 さっさとキスから最後まで行って、結婚してしまえよ、とこちらが二人の騒ぎをうるさく感じてしまったのは残念。途中の、というか冒頭の騒ぎを結人が弁明するところで、嫌になって読みやめてしまいました。続きを読む
投稿日:2017.01.03
はろ
主人公カップルが常時過糖すぎて、切なさ?哀しさ?何それおいしいものですか的にライトなラブコメディ。敵役が2人の恋を盛り上げるスパイスでしかないのがなんだか哀れ。
投稿日:2010.10.30
yukiserigaya
回送先:目黒区立大橋図書館 斎藤美奈子は著書『紅一点論』のなかでこんなことを述べている。 ―魔法少女の恋人は、男の子の国のヒーローが出張してきたみたいなわかりやすい「好青年」である。しかし、女の子…の国は、この男に両義的な役割を負わせる。彼が敵の洗脳にひっかかって彼女を襲う側にまわる、という展開が、シリーズ中盤あたりの見せ場、ヒロインの最大の試練として仕掛けられているのだ(……)「男はみんな狼だ」ということを最後は責任をとる婿候補の男を使って教える。それも親心だろうか(斎藤美奈子『紅一点論』P48) 本書の展開、まさにこれ。新鮮味がない。 かいつまんで指摘すればこの話、結婚という枠組みの中で、婿になるであろう男が妖怪にそそのかされて「恋愛」という枠組みからリタイアするのを阻止しようとする動きをトレースしているに過ぎないのだ。そこに絡んでくる過去の設定の山と見たほうが妥当。どうしてこの方向に転んだか理解しかねる。確かに、読者的には美味しいとこが多いのだろうが(特にサカノの軍服イラストが婿候補の男の凛々しさを煽るだけにその思いは拭えない)、一歩間違えればロマンチック・ラブの押し付けにも見えてくる。 イラストとストーリーに眼が眩んでいると思わぬ落とし穴に落ちる好例か。続きを読む
投稿日:2010.07.16
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