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今野緒雪, 結布 / 集英社オレンジ文庫 (9件のレビュー)
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いりあ
「マリみて」でお馴染みの今野緒雪さんが2015年に発表した作品。高校一年生の竜田メグムを中心にした家族の物語です。三姉妹を中心にした物語かと思ったら、壮大な家族の物語でちょっと驚きました。とはいえ、な…にか大きな事件も起きないし、異世界にも行かないリアルな作品です。家族構成が複雑で何度か道を見失いましたが、読後は爽やかです。サラッとタイトルも回収してて素晴らしい。続編で長女カスミの物語もあるようなのでチェックしないと。続きを読む
投稿日:2020.08.11
ゆづき
夏の雨上がりみたいにしっとりとして瑞々しい雰囲気だった。姉に妹に発酵友にサバサバしたお祖母ちゃん他、メグムとそれぞれの登場人物の関係性が自然体で染み入る。隠し味がラム酒のフレンチトーストや素麺が美味し…そうだった。続きを読む
投稿日:2018.10.17
hvnstr
マリア様がみてるシリーズで有名な著者の新作。 表紙にある三姉妹を中心としたファミリーものかと思いきや、どちらかといえば、主軸は真ん中主人公メグムとその想い人の青年をめぐる因果のお話。 タイトルのネタ…バレについてはすでに知っていたのであまり感慨はなかった。全体的によくまとまっていて、さらりとした読後感が残る。 ただ「異人館画廊」もそうだったが、この大人レーベルとしてのオレンジ文庫、やはりティーンズ向けなのではないだろうか。 主人公の恋ごころが一方通行であまりドキドキ感もなく、どちらかといえば、発酵友との関係のほうが濃密な感じがする。石膏像に似てるというそれだけの理由で好きになってよいものか…。 構成にもうひとひねりあっても良かった。惜しいので★3つ。 ちなみにこれの続編として「Friends」が刊行されたが、これも実はこうなんじゃないか、というネタバレが読む前から当たっていたりして。 作者はTSに関心があるのだろうか…。続きを読む
投稿日:2016.01.06
本読み隊
16歳のメグムの初々しい日常を描く。 姉へのコンプレックス、美大への進路への悩み、引っ越ししてきたお隣さんとの関係など、ほのぼのとした会話の中から自分らしさをみつけていくお話なので、表紙のような雨の中…の陰鬱な雰囲気はなく、ものすごく感動とか、ときめきがいっぱいという話ではない。 さらりと読みやすく、ほっこりしする作品。 だが、オレンジ文庫を大人レーベルだと思った読者としては物足りない。 http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4387.html続きを読む
投稿日:2015.04.06
hatuhi
このレビューはネタバレを含みます
目の前の洋館に人が入って出入りするようになって、知らなかった母親の家族の事情にぶち当たってしまった高校生がヒロイン。三人姉妹でも、下はまだ小学生、上は大学生。家族問題で悩むには上はトウが立ち過ぎてるし、小学三年生には理解できまい。でもそれが無理がなくて、ストーリーにうまくはまり込んでいるのがうまいな、と思いました。
投稿日:2015.03.12
【静】
進路に悩んだりする中高生向けの児童書として読むにはいいかもなぁ。悪くはないけど物足りない。主人公が3人姉妹である必要性はないと思う。一人っ子でも成り立つ話だし。タイトルの『雨のティアラ』に強引に結びつ…ける為に3人姉妹にしたという感じ。今回は次女が主人公でしたが、長女、三女が主人公となった別の話が2巻3巻と続けば別だけど。続きを読む
投稿日:2015.03.03
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