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高田侑 / 角川ホラー文庫 (11件のレビュー)
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greencabbage
このレビューはネタバレを含みます
途中でヤクザ擬きに捕まって、吊るし上げられて、これから拷問されるってときに恋人の女の子が逃してくれるシーンがあったんだけど、直前までいた処刑人の男どうしたん??? 女の子が処刑人だったの?処刑人のすきをついて女の子がきた?このあたりがよくわからなくて、曖昧。 感想としては、そこまで怖い感じじゃなかった。
投稿日:2022.11.23
アメマ
導入部から何やら湿り気がありモヤが掛かった様な雰囲気。こういうの大好きです。『うなぎ鬼』同様、堕ちる人間の様を描いているのだがこの人の作風好きだなぁ。ラストまで一気に読ませる展開力と筆力で自ずと主人公…に感情移入させられ、読んでるこちらまでも不安や閉塞感を煽られる。もうゾクゾクが止まらない。人間の心の弱さや隙間に入り込み地獄へ引き込まれる怖さは明日は我が身なのかも知れない。甘い汁程怖いものはないのだ。いやぁー、読後のズッシリと心が重いこの嫌な余韻…。こういうの待ってたんだよ。続きを読む
投稿日:2016.07.04
りぶれ
ええ、私をご存知の読友さんならピンと来られるでしょう。高田郁さんと間違えて借りましたとも!タイトルや表紙で気付けよって言う話です。サスペンスだけど、描写は若干ホラー要素も含むダメ男がとことんダメなまま…最期を迎える、そのまさに意識を無くす所で終わるお話でした。ブリーダーっていう仕事を怪しげな同級生やその父親から持ちかけられた時点で疑えよ!!って思うし女性関係もだらしない。動物虐待の描写があるので読まれない方が良い読友さんも多くおられます。まぁ、間違えて手に取る私が珍しい類いでしょうか・・・(;・∀・)続きを読む
投稿日:2015.02.23
沙都
職場に嫌気がさしていた一郎はある日偶然旧友の牛木と再会する。牛木に誘われ一郎は彼の仕事の手伝いを始めるのだが…… 本のオビなどで「読後感最悪!」という煽り文句が使われるようになって2,3年くらい…たったように思いますが、この本はそうした本たちの最悪とはまた一線を画す終始イヤーな雰囲気を感じました。 なんでそう感じるのだろう、と自分なりに考えてみると、作品のリアルさがその理由かな、と思いました。主人公の現状に対する不満の感情、また彼のおかれている環境自体が現代社会のどこかに実際にありそうで他人事と一概に思えませんでした。だから、彼が甘い話に乗っかりそのまま、ズルズルと悪い方、悪い方へと転落していくのも他人事だから、フィクションだからという割り切りが上手いことできずに自分の感情も引っ張られていったのかな、と思います。読んでいてなんとなく新潮文庫の『凶悪』を思い出しました。 文章も巧いんだろうな、と思います。読んでいて終始イヤーな気分で、その感覚は読み終えてからもしばらく続きました。いつもなら面白い本を読んだ後は、その本の余韻にしばらく浸っていることもあるのですが、この本に関しては読み終えると「なにか明るくて笑える本を読んで気分を変えないと」と強迫観念にとらわれてしまい、すぐに奥田英朗さんの伊良部シリーズの『空中ブランコ』を読み始めてしまいました(苦笑) じっとりとした嫌さを楽しみたい、という人にはおススメの小説です。続きを読む
投稿日:2014.03.12
hisaragi
最高に後味悪いのにちっとも理不尽じゃない、不思議! 要領悪くても他人に借りなんか作るもんじゃないやね。
投稿日:2013.04.07
kazuboome
そう言えば読んでた。 アマゾンをつらつらと眺めてたら、そう言えば読んだなと。 映画「冷たい熱帯魚」に似てるかも。
投稿日:2012.06.06
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