【感想】今際の国のアリス(13)

麻生羽呂 / 少年サンデー
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 『黒犬』の優樹

    『黒犬』の優樹

    そんな自慢できるほど、ゲーム系の作品を読んでいる訳じゃないけど、私が知る限り、この『今際の国のアリス』のストーリーが最もエグい、と思う。騙し合い、言葉による駆け引き、流血表現、そんな陳腐な点じゃなく、全体が読み手の心を軋ませてくる
    『空が灰色だから』、『ちーちゃんはちょっと足りない』を代表作に持つ阿部共実先生と同じってコトはまず有り得ないにしろ、近いモノを視てしまっているんじゃないか、麻生先生、と不安になってしまうほど
    特に巻を跨いだ、今回のゲームは心理戦のハートのJ、「どくぼう」だったから余計に、ぷれいやぁらの疑心暗鬼と、生を繋ぐための足掻きが鬼気迫っていて、背中に寒いモノが這い上がった。さすが、絵札、これまでとは格が違うか
    ハートのJの正体、そして、この心理戦のクリアの仕方が凄まじかった
    そして、体力勝負の極致、スペードのKランク「さばいばる」がスタート
    死に場所を探すアグニ、生きられる場所を探すドードー、この真反対だけど、根っこは似ている二人が組む時、一人軍隊と表現しても大袈裟じゃない最強の男であるスペードのKに勝つ光明が見えるのか
    終盤に近づいても、まだまだ緊張感が高まっていく、ホントに凄い漫画
    この台詞を引用に選んだのは、他人を見下ろせる地位に辿り着いていない人間からすると、ぐうの音も出ないほど、自己中心的な強者だからこそ口に臆せず出せる理論だな、と思ったから。また、ぶっちゃけると、この台詞を引用にupするために、この感想を書いた部分が小さくない
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    投稿日:2015.02.07

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