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水木しげる / 角川文庫 (4件のレビュー)
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総合評価:
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reinou
このレビューはネタバレを含みます
ついに手を出してしまった水木作品。2006年刊行、ただ初出年は不明(貸本時代作品で、フルシチョフや池田勇人の登場より1960年代前半か)。S30年代の長屋(汲取りトイレと風呂なし)、森林やジメジメした湿気が独特の臭気を醸し出す。普通の少年鬼太郎にヒーロー然とした所作は皆無。ねずみ男はやっぱりねずみ男で実に小市民的。「科学が進むにつれてお化けの信用もがた落ち」という台詞に加え、ビート族を自称するスリの小悪党ぶりと併せみれば、水木らしいシニカルさに充ちた作品。
投稿日:2017.01.22
Johnny
【ストーリー】 ・鬼太郎の始まりが描かれている ・昔の漫画なので,展開がめちゃくちゃ 【登場人物】 ・鬼太郎がやんちゃ坊主 ・しかもワル ・ぬりかべ,すなかけばばあ,きなこおやじなど,出てこないキャ…ラクターも多い続きを読む
投稿日:2013.08.14
tonasa
猫娘と吸血木を巡る話。子泣きじじい、砂かけ婆、塗り壁もほんのワンシーンだが登場し、初出はこれだったのかと感慨深いです。 猫娘は今の姿と違いかわいらしい女の子で、こちらもなかなかいい。 ユーモアとおどろ…おどろしさが共存した妖怪世界の日常生活といった感じで楽しいです。続きを読む
投稿日:2010.11.06
suzuri
水木しげる死生観や、地獄への視点が独特のタッチで描かれていると思います。寝子さんと対峙して逃げ出す偽鬼太郎の件が大好きです。
投稿日:2008.02.11
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