0
志坂圭 / ディスカヴァー・トゥエンティワン (11件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
マミ
第1回 本のサナギ賞大賞 飢饉により、悲惨な状態の村から吉原へ、口減らしの為売られ、吉原のしきたりに、半ば抗いながら、半ば受け入れながら、花魁へと成長する、駒乃の一生。 駒乃9歳、8両2分で、吉原に…売られる 「しのほ」と名付けられ、翡翠花魁の抱えの禿になる 14歳、新造となり「明春」と改名 翡翠花魁、落籍 それにより「明春」は、花魁となり「艶粧」と改名 吉原の火事のどさくさで、客と足抜けを試みるが、 失敗して、連れ戻される。 抱え禿「なつめ」の死 キリスト教との出会い 飯島林太郎との足抜け成功 林太郎と二人での長崎への旅 キリシタンへの改宗 村へ残した母親の再婚相手との出会い 弟の無事 労咳により32歳にて永眠 吉原のしきたりに馴染めぬ駒乃は、気に入らない客の歯を折ったり、膝蹴りをお見舞いしたりするが、その度に、遣手のお豊に情け容赦なく、張り倒され、翡翠花魁からは、キセルで小突かれながらも、少しずつ成長していく。 ありんす言葉で、言い争いする様子が、たまらなく可笑しい。続きを読む
投稿日:2022.04.13
vespa
吉原に売られてきた駒乃。そこは地獄と呼ばれる場所だったが、キリスト教に出会い、導かれて長崎まで。 そこではパラディソの入り口を見た。数奇な運命をたどる女性の物語。
投稿日:2020.07.03
mar0210
吉原のしきたりや当時の時間の説明が多すぎ。脚注でも良かったんじゃ。 後半になるにつれて文章が下手。 なつめの傍点は一度でいい。
投稿日:2018.07.19
happa4tuba
このレビューはネタバレを含みます
表紙がダメ-!この表紙で読む気無くすよ。内容がよかっただけに勿体ない。跳ねっ返りの娘が徐々に花魁になっていく過程がよかった。気怠げな様子がしずしずと出てた。うまく足抜け出来てキリスト教の教徒になれてよかった。
投稿日:2016.07.02
ちょ
吉原という苦界に身を置きながら、花魁として、ヒトとして強く生きたのね、りんとして美しいわ、という感想を持つべきなんだろうけれど、イマイチ薄い。 さらりと分かりやすく書かれるから生々しさを感じ無いせ…いか、つらさをそこまで感じられない。 また、ヒロインの駒乃の性格がよく分からない、気の強さと、状況を諦めるのと、受け入れるのと、恋をするのと、全てが分断されているように感じられた。 これだけ気の強く手が早いヒロインというのもなかなか見ないので、彼女がどう考えて動くのか楽しみにしていたのだけれども、その描写が少ないので寂しい。 簡単に習い事を覚え、出世するから大変さも分からない。天才肌でもいいんだけれど、どうせ天才にするなら横にできない人を置くか、苦労してる人を出してやらないと、すごさが見えないのでもったいない。 あと、ダブルヒロインと勝手に目していた鈴の存在もぽんと消えてしまって、あれ?ってなる。結局、鈴とは何だったのか。 最終的な拠り所となるアレについても、なんでそれが拠り所なの? マジで? え? いいのそれで? となる。だから芯の強さを感じるより、ちょろいんっぽくなってしまう。 この感想は、先に花宵道中などを読んだせいかもしれない。 初めて吉原モノを読む方なら面白いのだろう。続きを読む
投稿日:2015.08.07
町屋椿
わりと淡々と書かれている文章。 キャラに入り込まず、引いたところから見ている感じのイメージです。 吉原モノ好きなので、起こる出来事はどこも同じだなぁという印象。 あとはヒロインを好きになれるかどうかで…すが、わたしは好きでした。 よい本だったと。 新人さんと言っても作者さん50代の方。 表紙がイラストなのでなんとなくライトノベルっぽく見えてしまうのが残念。(イラスト自体は好きだけど) 女の子のイラストが無ければ、文学っぽい本に見えるのにな〜若い子が書いたラノベっぽくパッと見見えちゃうのはいいのか悪いのか…わたしは勿体なく感じます。続きを読む
投稿日:2015.06.15
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。