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庄司卓, マニャ子 / ファミ通文庫 (2件のレビュー)
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中山バスター
突如学園が異世界へ! それをバカ騒ぎする主人公が冒険をするといったもの。 せっかく学園ごと異世界へ来たのに物語は学園以外の異世界内で進むのでなんかちぐはぐ。 文章力が弱いので全体的に薄っぺらな印象
投稿日:2013.03.02
やお
“「こっちに来てから一週間くらいだとすると、まだこの世界の流儀は知らねえだろう」 「この世界っていうと、パッチなんとかワールド?」 「パッチワークワールドだ。坊主。少なくとも連中はそう呼んでいる。その…名前は知っているという事は、連中と会った事はあるんだな」 その言葉に達哉はぽんと手を打つ。 「そうそう、シティファーザーズって奴でしょ?ファーザーズでボゥイって言うのに、金髪ツインテールの女の子だったんだけど。普通はあれだ、ファーザーって『モテモテじゃよー!』とか言う変態を想像するもんな。なぁおっさん」 何やらまくし立てる達哉に、男はうんざりとした顔をする。 「うるせい、坊主。俺が聞いた事だけ答えればいいんだ。それに俺はおっさんじゃねえ」 「おっさんじゃないか」 間髪を入れずに言い返す達哉に男も向きになって対抗する。 「お前と同じで俺にも一応、名前があるんだよ」 「え?知りませんよ!?」 「当たり前だ、まだ何も言ってねえ!お前、思いつきだけで喋ってるだろう!!」 「そんな事はありません!」 達哉は胸を張って答えた。 「思いつきだけじゃなく、反射もあります!」 「大して変わりねえ!」” 設定とか面白いけどもう少し奥行きが欲しいなとか何とか。 ただ、達哉のこの性格は新鮮で楽しい。 ランドゥの過去が明らかになったりすると全体的に深まったりするかな。 “「へえ……」 ぽかんとした顔のままクリスが言った。 「立花ちゃんがそう言うって事は今の話、本当なんだ」 「……あぅ」 立花は思わず自分の口を塞いだが時すでに遅し。ランドゥはげんなりとした顔を手で覆うだけ。 「隠していても意味ないだろう。こんな事!」 達哉は勢いに任せてそう言った。 「みんな元の世界へ戻りたいのは一緒だろう?だったらなんで腹の探り合いなんてしてるんだよ!シティファーザーズを追い出して、みんなで協力してそれぞれが元の世界へ戻る。いいじゃん、Theシンプルじゃん」 胸をはってそう言う達哉にランドゥは言う。 「あのなあ。それができねえから現状があるんだ。どうしてこういう状況になったのかよく考えてから言いやがれ坊主」 「言われてみれば、そうだな……」 ほんの一瞬、沈思してから達哉は尋ねた。 「なんでこうなったんだ?」 「それがわかれば苦労はしねえよ!」 「おっさんだってわからなければ一緒じゃん」 「一緒じゃねえ!」”続きを読む
投稿日:2011.02.27
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