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のばらあいこ / フィールヤング (3件のレビュー)
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こんにゃく
のばらさんはBLしか読んだことがないのでふつう(?)の漫画はどんなもんかと思って、暫く迷っていたけど買ってしまった。 近親相姦ものということで若干迷いはあったけど、読んでみたらがちがちのエロ本みたいな…ものではなく、異母兄妹のお話。 父親がどうしようもなくて、母親もちょっと歪んでいる。 そういう元で育ったセラ(父はいなくて母と二人暮らし)とルミナ(父母と三人暮らし)は、自分たちが歪んでいることを自覚して、傷のなめあいみたいに関係を持ってしまう、けど、結局露見して離れ離れに。 その後、また再会して…てな具合。 近親相姦、って言葉自体が敬遠されがちなんだけど、この話は、たぶんのばらさんの画風も相まってさらさら読めてしまったし、私はどっちかというと二人に血のつながりがあろうと、互いでなくてはダメだと希求してしまうならつながればいい、幸せになってほしいと思った側だった。 漫画こそだけども。 すごくよかったのは、セラが、ルミナとの関係を持ったことが父親にばれた後に「こんなのを作ったことを後悔したらいいんだ!」と言い放ったシーン。 心にぐっときた。続きを読む
投稿日:2013.12.08
『黒犬』の優樹
内容は重い・・・けど、儚げで綺麗 ドロドロしている、まではいかなくて、でも、澄んでいるとも言いがたい 濁っているからこそ、余計に、芯にある“それ”が読み手にはピュアに感じられる、そんな絵柄と、形が歪だ…からと言って、それが全部が全部、間違っているわけじゃない、と静かに厳かに、誰でもなしに自分を納得させるように語りかけてくる、テンポがいいストーリーだった のばら先生を発掘し、傍で支え、育てている編集さんはホントに実力がある、と私は思う 次回作が楽しみな一方で、読むのを怖く感じてしまうのも本音 読み手にそう感じさせるってのは、やっぱり、実力派である証拠だろうか?続きを読む
投稿日:2013.11.26
okome13h
えーっ!?っていう「転」が3回くらいある。短いようで読み応えはあり。 自分のことを一番分かってくれる人がたまたま異母兄妹で、オカシイと思いながら一緒に居続けて、気持ちが膨らんでしまう…というのはわから…なくもなく、切ない。 道徳とか倫理とか、そんなもので人間の関係は語れないなと考える一冊。続きを読む
投稿日:2013.11.12
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