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兵藤裕己 / 講談社学術文庫 (2件のレビュー)
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[ 内容 ] 近代国家への歩みを始めた日本に国民国家の理念をもたらしたものは、上からの法制度や統治機構ではなく、大衆の側の浪花節芸人が語る物語と、彼らのメロディアスな“声”だった。 前時代の封建的秩序を破壊し、天皇制の精神的支柱となった義理人情のモラルをつまびらかに分析、声を媒介に政治と芸能とを架橋して日本近代の成立を探る、斬新な試み。 [ 目次 ] 序章 声と日本近代 第1章 貧民街の芸人 第2章 演説・大道芸・浪花節 第3章 声の伝播、物語の流通 第4章 講談速記本から浪花節へ 第5章 「家族」のモラルと法制度 第6章 物語としての国民 第7章 桃中軒雲右衛門の声 第8章 日本近代の解体 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
投稿日:2014.11.21
深川ふらふら遊覧記
こういう本こそ、電子書籍で読みたいのだ。とにかく、桃中軒雲右衛門を始め、ちょんがれ、デロレン祭文などが頭に思い浮かばない。 とはいえ、とても面白く読めた。論理展開や論証はやや強引な感もあるので、全面的…には賛成できないが、他の芸能分野との比較などで、きちんと考えていくべき内容だと感じた。続きを読む
投稿日:2012.08.30
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