【感想】嘘つきのハート

初コミックスの作家さん。スッキリして読みやすい絵柄だけど、もう少し個性があった方がイイかな～と思いながら読了。

表題作は３話+描きおろしで、コミックスの半分以上を占める。が、正直この長さが必要な内容…じゃない思いが否めず退屈してしまった(・c_・｡)
もう少し攻めのキャラが立ってる方が面白かったのと、受けが昔遊ばれて捨てられた先輩に再会後、キレて『早漏野郎』と捨て台詞を吐く場面…何だろう、スッキリするより「性格悪いな」と思ってしまいかなり興醒めだった。先輩は確かにゲスいし、もっと受けを愛しく思えていたら「良くやった！」とか思えそうなので、個人的に魅力を感じられなかったのが敗因かも。

収録作の『恋想いひとかけら』は、５年以上片想いしていた相手から酔ったはずみでキスと告白をされ、両想いだと浮かれていたらなかった事にされて…という話。ツンで無表情ローテンションな受けが、実はストーカーっぽいヤンデレ風味な事がカバー下のオマケで判明！！えっ、そこからを詳しく読みたいのは私だけΣ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)！？スゴい美味しくなる気配で閉店さるりました…残念すぎる(泣)

もう１作の『フェティシズム・ラバー』は、猫が好きすぎてちょっと変態気味な先輩と、先輩が好きなので大人しく猫耳つけてデートしちゃう残念な後輩の話(笑) フェチもの好きなので面白いと思ったけど、いかんせん短くて個性が出しきれず、ありきたりなところで終わった印象。

初コミックスらしい気もするけど、最近は新人作家さんが皆すごい上手いので、読者(代表・私)の見方も厳しいかもしれない。次作以降に期待！続きを読む