【感想】骨から見た日本人 古病理学が語る歴史

鈴木隆雄 / 講談社学術文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • かつもん

    かつもん

    縄文時代より弥生時代の方が戦いが多かったとは。
    思っていたより過酷な生活だったんだなぁ。
    専門的でちょっと理解できなかった。

    投稿日:2024.02.20

  • 如安

    如安

    DNA鑑定前の鑑定が多いが、骨に残った骨折痕に治癒しようとした様子があったり、寝たきりの少女へ手厚い看護をした様子が残るなど能弁に古代の様子を語る骨たち。埋葬された首のない遺体、背中や大腿骨に深々と武器が突き刺さったままの遺体から弥生時代には戦争があちこちで始まっていたことを伺わせる。
    結核や梅毒が骨変化をも起こさせることを学ばせてもらった。
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    投稿日:2023.07.29

  • Στέφανος

    Στέφανος

    古病理学からみえる世界
    化石にあらわれた病気―人類進化の世界
    強く生きる―よみがえる縄文の世界1
    福祉と介護―よみがえる縄文の世界2
    日本人誕生―結核は何をもたらしたか
    刀と病と極楽と―鎌倉の世界
    戸を生きる―命長ければ病多し
    現代人の骨の老化と死への想い

    著者:鈴木隆雄(1951-、札幌市、医学)
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    投稿日:2018.10.28

  • gaaco

    gaaco

    最後の「付録」を先に読むべきだった・・・。

    「橈骨」とか、「腿を内側に内転させる筋肉」などなど、素人にはなかなかピンと来ないところがある。
    付録には骨についての基本的な知識がまとめられている・・・のだが、これもまた難しい。

    ただ、その難しいところがあっても、興味深い本だった。
    縄文時代人は、ストレスもなく健康的だったというのは、骨から見ると、決してそうは言えないという話。
    縄文人は狩などで体にかかるストレスが非常に多く、骨の老化も早かったそうだ。
    その縄文人も、筋ジストロフィと思われる病人を長期にわたって介護して看取ったと思われる形跡があるそうで、これまた驚かされる。
    梅毒は、決してコロンブスがアメリカ大陸から広めたわけではない…などなど、いろいろな発見があって、本当に面白かった。
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    投稿日:2013.06.10

  • nari-aki

    nari-aki

    「古病理学」という学問があるのを知った本。
    本書の大部分が縄文時代に関する記述が多く、日本史全体を通しての「古病理学」からみた日本人の歴史を知りたかった、ということもあります。
    しかし、とても有意義な本であったのは間違いないです。続きを読む

    投稿日:2013.03.16

  • 桃水

    桃水

    読んでいる時に石垣島で発見された人骨化石が直接測定した人骨では国内最古(1万5千~2万年前)となることが分かったとのニュースが。
    病気とは関係ありませんが骨つながりでタイムリーな話題だなと思ったりw

    投稿日:2010.02.05

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