【感想】キノの旅XIV the Beautiful World

時雨沢恵一, 黒星紅白 / 電撃文庫
(79件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
16
28
25
1
0

ブクログレビュー

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  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    注:残酷・暴力的な描写が(少ないが)あるので、学校図書として置くかどうかは慎重に(例:人間の頭部に銃弾が当たり、顎から上だけが吹っ飛ぶ、脳が飛び散る等)

    内容:
    「「ひとつの国に滞在するのは3日間」というルールで様々な国を訪れる旅人キノと、その相棒で言葉を話す二輪車のエルメス。キノたちが訪れる国は個性豊な人たちが暮らし、キノと様々な形で出会い、そして別れていく。」
    ベストセレクション、コミック・アニメもあり。

    第14巻:
    「あなたを幸せにするのは 最後はいつだってあなただ」
    -You Are Always With You.-
    発売日:2011年10月10日
    登場人物:キノとエルメス、シズと陸とティー、師匠と弟子

    もくじ
    ●第二話「呟きの国」
    ●第三話「規制の国」
    ●第四話「開運の国」(師匠のお話)
    ●第五話「遺作の国」
    ●第六話「亡国の国」(シズのお話)
    ●第七話「結婚の国」
    ●第八話「寄生虫の国」
    ●第九話「差別をする国」
    ●第十話「正しい国」
    ●第十一話「卑怯者の国」
    ●エピローグ「朝日の中で・a」
    ●あとがき
    続きを読む

    投稿日:2023.04.10

  • 読生

    読生

    風刺の塊。
    極限までやってみたらどうなるか、みたいな。
    いつもそうなんですけどね。
    国が亡びるまでやってみることも、小説の中では自由。
    その寄生虫は人間を宿主とする前はどうやって繁殖してたんだろうなあ…。続きを読む

    投稿日:2021.05.09

  • cidenon

    cidenon

    キノが様々な国を旅するお話。
    連作短編形式。

    「規制の国」、「差別をする国」は皮肉がきいていて、キノの旅らしくてよかった。

    一番良かったのは「正しい国」。
    「“正しさ”だけを追い求めると、人はそれ以外が見えなくなる。」
    という言葉が気に入った。

    ずっと読み続けている作品ではあるが、第1巻を読んだのは小学生の頃。
    読み返す機会があれば、古い巻のレビューも書こうと思う。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.07

  • はる

    はる

    「飢えていれば、友達だって食べるさ。ーー自分がまだ飢えたことがないからといって、他人もまた飢えたことがないと考えるのは、友情でも愛情でもない」

    投稿日:2020.02.12

  • palebluedot

    palebluedot

     「知らなければ、それまでですよ」

    グロ系風刺寓話的旅モノ連作短編シリーズ、キノの旅。
    衝撃的だった第1巻から年月重ねて14冊目。
    変わらず旅を続けるキノとエルメスとは違って、読者のほうはいつの間にか遠くへやってきたものです。

    収録作は、

    朝日の中で・b the Dawn・b
    情操教育の国 Do What We say!
    呟きの国 My Daily Life
    規制の国 Unreal Young Man
    開運の国 The Fifth "C", Cozenage
    遺作の国 Write or Die
    亡国の国 Self-destruction
    結婚の国 Testament
    寄生虫の国 Cure
    差別をする国 We Are NOT Like Us.
    正しい国 WAR=We Are Right!
    卑怯者の国 Toss-up
    朝日の中で・a the Dawn・a

    どこから読んでも大丈夫。
    人の世の情と無常を感じたい年頃のあたなへ。

     「諦めません。親にばれても大騒ぎされても絶対。あたしこの仕事好きだし」
    続きを読む

    投稿日:2019.09.17

  • キじばと。。

    キじばと。。

    このところしばらく、いささかブラック・ユーモアが鼻につくように感じられる話が増えているように思うのですが、そんななかで今回は第四話「開運の国」と第五話「遺作の国」が秀逸だと感じました。

    これらも、たしかにブラック・ユーモアといえばいえるものの、現実に着地させることなく、あくまで寓話としてたのしめる内容なので、現実とはちがうこの作品独自世界に惹かれている読者としては、安心して作品の世界観に身を浸すことができます。続きを読む

    投稿日:2019.01.04

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