【感想】原発事故と科学的方法

牧野淳一郎 / 岩波科学ライブラリー
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    絶妙なタイトル。フェルミ推定的な論理的思考、計算方法ができるようになるのが、本当の教育なのだろうな。非常に説得力のある本だった。と同時に自分も理工系の大学教育を受けていながら、科学的なリテラシーが身についてないことが身につまされた。

    有事には政府がダメというだけでなく、専門家の言説ももう一度、検証しつつ確認する必要がある。
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    投稿日:2014.03.17

  • ujikenorio

    ujikenorio

    このレビューはネタバレを含みます

    牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』岩波書店、読了。3・11直後からメルトダウンの可能性や事故の深刻度が「レベル7」に達していることなど、事態の推移をほぼ正確に指摘してきた著者。本書は、嘘がまかり通り時代に、自ら考えていくための方法とは何かを率直に語る一冊。

    著者の専門は天文学。シュミレーションのプロ。しかし原発事故に関して何か特別な情報源を持っていたわけではない。公表された数値を正確に計算しただけだ。高校レベルの知識があれば、解析出来ると指摘する。

    原理をおさえた上で計算して考えてみること。百数十頁の短著ながら、著者の実践事例は原発事故だけに限定され得ない射程を秘めている。 https://www.iwanami.co.jp/.PDFS/02/7/0296160.pdf

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    投稿日:2013.12.11

  • ぶたぴぃ

    ぶたぴぃ

    マキーノは今回の事故をどう教訓とさせるか、二度と同じ過ちを繰り返さないかを常に意識させる。◆政府は事故を隠すし、過小評価するということを肝に銘じなければならないし、高校までの知識でも公開された情報の誤謬を確認することが出来る、チェックするという姿勢が一般市民にも必要だと主張している。◆続きを読む

    投稿日:2013.11.15

  • deepoperation

    deepoperation

    一線級と思われる科学者が、文系人間でも読める程度の極力平易な表現で書いたフクイチ事故に関する諸々を書いた書籍。但し、事故とその影響については、現在進行中で状況が変わっていく傾向にあると思われるので決定版という訳にはいかないだろう。この問題はまだまだナマモノなのである(2013/11/12記)続きを読む

    投稿日:2013.11.12

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