【感想】キリスト教文化の常識

石黒マリーローズ / 講談社現代新書
(13件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • サイバー大学附属図書館

    サイバー大学附属図書館

    ・参考図書指定科目:「キリスト教文化Ⅰ・Ⅱ」

    <OPAC>
    https://opac.jp.net/Opac/NZ07RHV2FVFkRq0-73eaBwfieml/nf4ZZAQ3V9XEq53-GmLZpo6YQ8f/description.html続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • gaaco

    gaaco

    毎日誰かしらの聖人の日。
    面白いとも思うし、一方ではちょっと大変かも、とも感じる。
    御公現祭、聖灰の水曜日、聖パトリックの日、シュロの主日、聖水曜日、過越の祭、復活祭、感謝祭、クリスマスといった宗教の記念日の過ごし方。
    洗礼に始まる、人生の節目ごとの儀礼。
    政治家のスピーチや、映画の中に見られる聖書や、神に関わる言葉。
    こんなふうに、本書では、たくさんの切り口から、生活の中に息づくキリスト教のことが示される。

    本書の中で好きなのは、映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』からのもの。
    フランシスコ(聖フランチェスコ)が、女性に心を動かされて自分を責める弟子に、「貞操の誓いは規律ではない。それぞれが自分のできる範囲で神を愛すればよい」と許してやるところ。
    残念ながら、平和や愛を説くキリスト教が、むしろ不寛容や争いを生んだ過去を知っているので、むしろ戦闘的な宗教というイメージがある。
    が、このエピソードには、懐の深い部分もあるのかも、と思わされた。

    私はクリスチャンではないので、クリスマスも祝わないし、十字架のデザインのアクセサリーも身につけたくない。
    敬虔なクリスチャンをしっているから。
    けれど、本書の中で、何度も、日本人がクリスチャンでないのに教会で結婚式を挙げたがったり、クリスマスやヴァレンタインやハロウィンでお祭り騒ぎをするのを批判されると、ちょっと複雑な気分がする。
    人は変えられない。
    目くじら立てずに、放っておけば、と言いたくなる。
    日本では、明治以降、知識人層にキリスト教が受容されていった経緯があるせいか、何か権威主義と結びつくきらいがある気がする。
    そういうものを感じてしまうのかも。
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    投稿日:2018.02.09

  • Gold-Blue12

    Gold-Blue12

    このレビューはネタバレを含みます

     特定の宗教を持たない多くの日本人にとって、宗教による国際的な対立や、個人の行動規範などは理解しづらいものだろう。本書ではキリスト教徒について著者の経験を参考にしながら語られている。記念日や儀式などについて知ることで、キリスト教が日常に根付いていることが分かった。具体例が多いので、参考になる反面、物足りないという感じもした。

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    投稿日:2016.01.03

  • エリ

    エリ

    キリスト教について知りたくて読んだ
    なんで多くの人々がキリスト教を信じているのかについての解答は得られなかった

    投稿日:2015.05.01

  • shery

    shery

    国際化が進む今、これからどのようなことをするにしても、他の文化に対する理解が必要となってきている。日本は基本的には無宗教であると言われるため、宗教というものに対して深く考える事はあまりないだろう。しかし、たとえば私たちにとって一番身近であるアメリカも、大統領が聖書に手を置き宣誓を行う宗教国家なのである。今回、クリスマスが近いということもありキリスト教についての本を読んでも見たが、宗教というものについて、特にキリスト教に対する理解はこれからもっと深めていかなければいけないと深く感じた。本書は解説書や入門書、学術書というよりは筆者の実体験を元にした書き下ろしエッセイのような形式である。内容もかなりカトリックに偏っていると感じる。ただ、有名な大統領の演説から見える宗教感や、最後の章にあったキリスト教ジョークは私のような生まれも育ちもの日本人にも理解でき面白い内容であった。筆者の、全く環境の違う日本に嫁いできた経験などが多く紹介され、また実体験にもとずいて書かれているので、内容としては理解しやすく、頷けるものが多かった。Cross culture communicationなどを勉強している人には特にオススメである。続きを読む

    投稿日:2012.12.11

  • hanana0110

    hanana0110

    キリスト教にまつわる文化等について。キリスト教への知識なしに西洋を理解することは難しい、という著者の主張はその通りだと思います。内容はカトリックにやや偏っているようにも感じられましたが、映画のシーンや政治家の発言、ニュースの端々に現れてきたキリスト教的考えが詳しく説明されていて興味深い。後半にあった聖書ジョークは笑えましたw続きを読む

    投稿日:2012.07.12

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