【感想】東雲(しののめ)の途(みち)

あさのあつこ / 光文社文庫
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
2
14
5
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ブクログレビュー

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  • カイ

    カイ

    帰郷編。
    信次郎のヒトデナシ度が神がかってきている。
    これで清之介の方はひとまず大丈夫だろうか。

    投稿日:2023.11.01

  • まっちゃん

    まっちゃん

    東雲は全国で割と多くある地名で、私も近くに住んだことがある。本来、夜明け前の茜色の空を指し、これから成長していく期待が現れていると思うのである。
    本題名は、さらにその前であろうか、東雲の途ということは東雲に向かっている、夜明けに向かっているのか、まだ東雲の状態の途中なのか、楽しもうと、ページをめくった。

    町人風の男が殺害されるところから始まる。その男は武士だと木暮信次郎が見抜く、そしてその男は遠野屋清之助とどんな関係が・・・。
    清之助の止まっていた時間が動き出す。
    信次郎、清之助、伊佐治がそれぞれの味を出しながら、清之助の過去に迫る。過去を断ち切るには原点に戻ることなのかもしれない。それは心理療法の手法に近いものがあると感じた。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.27

  • tomojuju

    tomojuju

    信次郎と遠野屋の距離がなんか縮まった気配のする4巻。
    やっぱこの作品は長編が良い。
    個人的にはダークサイド遠野屋が好きなので、その片鱗がチラッと出てきたのにゾクっとしました

    2022.9.24
    140続きを読む

    投稿日:2022.09.25

  • mayumimatsumoto

    mayumimatsumoto

    このレビューはネタバレを含みます

    遠野屋清之助が、乳母であったすげに、幼い頃に言われた言葉が印象深い。

    「これから先、どのようなことがあっても耐えなされませ。清弥さまが生き延びていくためには、どのようなことにも耐えられる力を備えなければなりませぬ」「我慢に我慢を重ね、諦めに諦めを重ねることにございます。我慢し、諦め、生き抜いていくことでもあります」

    そして授けられた守り袋。すげの故郷である山重の幾代にも渡る女たちの魂がこもった守り袋に導かれ、清之助は、己の過去に立ち向かおうと心を決める。

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    投稿日:2022.08.06

  • nonmasashi003

    nonmasashi003

    第四弾
    惨殺された町人に扮した武士、兄の家臣の弟、腹から出てきた瑠璃の原石
    遠野屋清之助は過去を忘れるのでなく、向き合うために故郷へ
    乳母の出身地の山奥は、実際は隠れ切支丹の里、そして既に滅び去ってい
    旧藩に新しき血を吹き込むために紅花の栽培と川運の整備を
    此処で一旦区切りか?
    続きを読む

    投稿日:2022.07.01

  • hossy33

    hossy33

    弥勒シリーズのひとつの区切りとも言える作品。
    清之助が己の出自を告白しそれに対峙して行く物語。信二郎の出番が少ない分だけ読後感は悪くない。

    投稿日:2021.09.23

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