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花房観音 / 光文社文庫 (5件のレビュー)
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pokke
6編からなる短編集。どれも女の方から誘う。容姿やしぐさなどに魅せられ惹きつけられている男にとっては夢のようなひとときだろう。これまで読んだ花房作品に比べ、心の描写が少ないような。行為までのかけ引きが薄…く、行為もどれも同じような感じだったのが物足りなかった。ただ女に翻弄される男達というのは健在。続きを読む
投稿日:2023.01.02
office4690
花房観音2冊目、著者はアダルトビデオの愛好家である。彼女の作品が際立っているのは文章の上手さとエロ視点のこだわり(マニア的)ってことなのか・・・にしても京都はエロぃ(笑
投稿日:2017.03.13
パラボス
2016年、39冊目は今年も大活躍だった、花房観音女史の官能短編集「まつり」シリーズの一作目。6編収録。 今回は順を追って、それぞれ簡単な感想を……。 『梅まつり』6編読み通すと、1編目じゃない気…もする。中盤の方が生きたような……(理由は後述)。伏線&オチの着地はすごく好み。 『ひいなまつり』コレは途中、オチの予想がついてしまったが、さて、どうなるのだろう。この後を考えさせられる。 『祇園まつり』コレは上手い。解説にもあるが、冒頭と末尾の呼応。男と女、20代学生時代と30代既婚後の対比が絶妙。 『地蔵まつり』1編目と対称的に、並びはココに落ち着く。そしてコレも、いくつかの伏線を含んで、この後の展開を考えてしまう。 『火まつり』花房観音女史、得意のドロドロ系が、後半、5編目にやってきた。短編なので、少し物足りなくはありますが……。 『やすらいまつり』テーマは官能にありがち。展開は想定の範囲内。ただしソコに漂う空気感はジットリと重い。 全編通して、主に40代の男と、20代後半~30代の和装の京美人という共通点。まつりの前後の時期、それが行われる京都の寺社周辺を舞台にして描いている。 個人的に官能シーン、官能描写のバリエーションがもう少し欲しかった。その意味で『梅まつり』は中盤の並びの方が合うような……。 全体的に、情と欲が混然としているのが、男。情と欲が薄く仕切られているのが女。と描かれているように感じるし、男の自分にも大いに思いあたるトコロがある。 もちろん、官能場面は匂いたつ程。でも、ソレだけじゃないのよ。京都のまつりや、その縁起等を絡めつつ、大人の男女の少々イビツな関係。容易にイメージ可能な、描写の丁寧さ。少し甘めだが、★★★★☆。続きを読む
投稿日:2016.12.01
tantan
官能小説って、男にとって都合の良さそうな女ばっかり出てくるのよね~w 男のロマンってやつなのかしらー?ww
投稿日:2015.12.26
610@活字中毒
このレビューはネタバレを含みます
表題作を含む6つの作品を収録。京都の祭と官能を絡めている。花房観音の描く京都の女性はセクシーというよりは色香が漂うという表現が似合う気がする。女から見てもすごく色気がある、そんな女性ばかりでこちらまでドキッとしてしまう。大人の女性の色香や色気、そして、京言葉。この3つが重なる事によって美しい官能小説に思えてくる。しかし、どの話も同じような風に思うのは気のせいだろうか。
投稿日:2015.10.01
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