【感想】残酷な神が支配する(5)

萩尾望都 / プチフラワー
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • moyamama7

    moyamama7

    そうか・・そうなっていくか・・
    悪者はもういないのに、いつまでも精神的に立ち直れない主人公
    救われる日は来るのか・・・

    投稿日:2013.03.11

  • リカ

    リカ

    ジェルミはイアンに全てを告白しますが、父親は完璧な人間だったと思っているイアンは、彼の言うことをまったく信じようとしません。
    グレッグが張り巡らした虚像の巧妙さ、狡猾さはおそろしいほど。

    予想だにしなかった恐ろしい父親の秘密が暴かれはじめ、現状把握と保身心理との激しい葛藤に苦しむイアン。
    自分にとって都合のよいことしか受け入れようとしない人間の弱さが、いやというほど明るみにさらされていきます。

    息詰まるような、恐ろしい作品です。
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    投稿日:2010.08.29

  • xmayumix

    xmayumix

     母が再婚した男から性的虐待を受ける主人公。そして、その義理の兄。結局は主人公だけでなく、兄を含めた二人の成長の物語だったように思う。が、考えさせられる。もーさまの作品はいつもそうだ。読んだ時にもそれなりに受け止めているんだけど、時間がたってふいに自分の中に流れ込んでくるように「意味」がわかる。
     なので、これもきっと10年ぐらい(<おい)して、ある朝ふいに「あああ」って思うのだろう。
     解説の中で「トーマの心臓」になぞらえてるものがあった。それも複数。でも私は「訪問者」を考えていた。雪の上をたどって神様が罰を与えにくる。そのモチーフが頭の中をぐるぐるしていた。
     罪、罰、犠牲、人はどうして、そんなものを必要としてしまうのだろうか?
     そして物語は、真のカタルシスもなく終る。そして、そのことこそが萩尾望都の言わんとするところを示しているのではないだろうか。つまり、痛みは消え失せることはないから、人はそれを抱えて生きていかなければならないと。
     萩尾望都が読める今、生きててよかった。
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    投稿日:2009.11.23

  • ちゃんさり

    ちゃんさり

    イアンの葛藤がたまらない!ジェルミを信じたくない心、自分を信じたくない心…
    そしてまた気になる最後。あーもう続きほんとに気になる。

    投稿日:2009.02.10

  • tosho

    tosho

    読んだ日:2005/04/01
    買った日:2005/04/01
    買った所:文教堂書店 新城店
    値  段:\610

    投稿日:2008.12.26

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