【感想】レジンキャストミルク5

藤原祐, 椋本夏夜 / 電撃文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
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ブクログレビュー

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  • とや

    とや

     明るい表紙とは正反対の真黒な中身。
     敵陣に新しい虚軸が登場し、ついに大々的な日常への侵攻が始まる。

     前巻までは、敵の襲撃前まではコミカルな日常パート、襲撃後にシリアスな非日常(戦闘)パートと分かれていたけど、ここからは常に非日常なので、コミカルな描写は減りそう。

     そしてついに出てくる主人公たちの本気。
     ただ、その力を出すための苦痛がえぐいことこの上ない。どんな物理攻撃より酷いです。硝子といっしょにわたしも悔しくて泣きそうでした。

     しかし敵が目の前にいるのが分かっているのに、この期に及んで後手後手の対応しかできず敢えて茨の道を進んでいるような主人公の采配。
     話を盛り上げるためとはいえ、いつも「失う」という儀式を経たあとでしか勝てないことに、いらいらが募ります。
     特に今回は切り札をまんまと奪われているし。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.17

  • Altorose

    Altorose

    此の巻をきっかけに一気に盛り上がっていきます。
    遂にどっちつかずだった優しい晶と硝子が心を決める決断の時。
    今まで勿体ぶった様な態度だった無限回廊も
    遂に本気で計画を実行に移してきます。
    非常にハラハラする展開でした。
    ハラハラとほのぼのが混在する物語。
    前作の「ルナティック・ムーン」とは大きく雰囲気が異なっていますね。
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    投稿日:2009.09.09

  • 九条伊織

    九条伊織

    ついに話が動き出し、「日常」を喪失する話。硝子が世界を得た代償。里緒がすきなんだけど、報われなさそう。

    投稿日:2007.04.09

  • ちゅう

    ちゅう

    主人公を執拗に付け狙う【無限回廊】エターナルアイドル。
    あらすじによると今回、敵の目的が分かるとのこと。

    今回は硝子の感情がかなり成長したことが良く分かる回です。

    投稿日:2006.10.14

  • 秋川 練

    秋川 練

    総評:中の中の上
     今回はおちゃらけパートがほとんどなかったので藤原氏の特有の虚無感が表に出てきててよかった。それでも、ルナムンの頃に比べれば質の低下は否定できないケド。できりゃ、早めに椋本女史とは決別してちゃんと自分の独自路線を進んで欲しい。藤原氏は何が自分の文章の売りなのかを自覚すべきだ。続きを読む

    投稿日:2006.09.27

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