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秋山瑞人, 駒都えーじ / 電撃文庫 (58件のレビュー)
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ディストピアでありながら、田舎の夏休みの雰囲気も味わえる、ザ・セカイ系小説。 挿絵が少なく、ライトノベルというよりも、昨今のキャラ文芸に近い感覚でした。 描写が上手く、戦闘シーン(?)の緊迫感は手に汗…握るものでした。続きを読む
投稿日:2023.07.30
大吉堂
面白いけど好みではない。でも何故かやめようとは思えずページをめくる。読み進むほど好みから離れるのに読み続けてしまう。終盤好みに近づいたかと思ったが、結局離れてしまい終わる。しかし圧倒的な面白さだけが心…に残った。 問答無用の魅力に満ちた作品。続きを読む
投稿日:2023.04.17
kaoris
夏休みはUFOが出るものだという新聞部部長・水前寺邦博の発言から、浅羽直之の夏休みは学校の裏山での張り込みに消費された。新学期前夜、浅羽はせめてもの想い出にと学校のプールに忍び込む。驚いたことにプール…には先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。 ---- ※シリーズ4冊読了しての感想です。 全体的に疾走感があり、アニメを見ているような臨場感のある文体や描写を楽しみました。最初はアニメ向きな内容だなと思って読んでいましたが、終盤にかけて味わう気持ちは、原作だからこそ感じることができるものなのかもしれません。 もう戻れないあの特別な時間に、あの年齢の私ができなかった冒険。本の中の主人公は、あの時の夢や冒険心を次々に現実化してくれる。懐かしい気持ちと、憧れと。いろんな感情が織り交ざって、ワクワクしながら読み進めることができました。 ☆一つマイナスの理由は、番外編や本編にあまり関係のないエピソードで疾走感が落ちてしまうことがあったこと、また、描写やセリフなどに「中学生の男子感」というか、(主人公が中学生の男子だからという意味ではなく)ちょっとやりすぎ感を感じてしまうことがあり、個人的な好みとしては楽しめない箇所があったからです。 とはいえ、面白くないと4冊も読まないので、最後まで読ませる筆力とプロットの良さは確実にあったのだと思います。 ただ最後は・・・。こういう終わり方だから良いという考えもあるでしょうが、私の好みとしては「アナザーストーリー」が欲しいですね^^。続きを読む
投稿日:2022.09.12
1744220番目の読書家
終わってほしくない夏を、「終わらせる」行為。 それがページをめくる僕らと、「UFOの夏」を駆ける浅羽の共通項に思う。 読む前は知らなかったが、セカイ系御三家と称されるビッグタイトルでその名に恥じぬ王…道展開。 終点が明らかであるからこそ、かつての夏休みを追想する読者は、そこに至る道のりに失われてしまう/しまったもののノスタルジーを感じるのだろう。(この部分については冲方丁のサイトにある投稿感想が鮮やかに述べているhttp://lanopa.sakura.ne.jp/ubukata/index.html) 話の大枠はよくあるもので結末も容易に予想がつくが、じ徐々に詳らかにされる設定が浅羽と読者の首を真綿で締め上げていく。フィクションの飽和する時代において、「味変」したにすぎないような作品が濫造され、それを惰性のままに貪る中で、これらの緻密なプロットや軽快で情感豊かな文章には目の覚めるようであった。 王道なのに飽きさせない、読み進める手が止まらない、そんな作品でした。続きを読む
投稿日:2022.06.12
らいら
このレビューはネタバレを含みます
最後まで読ませてくれる作品。最後の方は涙すること間違いなしな展開で非常に良かった。 本巻は特に最初の方は、イリヤと浅羽の逃避行話。残念だったのは、部長が捕まった後の話や、イリヤvsエイリアンの戦いがどうなのか、榎本が描いたシナリオが何なのか、等を書いてほしかったところ。部長にせよ、晶穂にせよ、最後の方空気になってしまっているので。
投稿日:2021.12.05
おさるのかごや
「最終兵器彼女」「ほしのこえ」と並ぶセカイ系の代表作。セカイ系って何?となったら、これっていう感じですね。
投稿日:2021.11.18
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