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森健 / 光文社新書 (41件のレビュー)
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総合評価:
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波瀬龍
【要約】 ・一極集中がもたらす弊害、ネット上における世論への影響(沈黙のスパイラル)。 【ノート】 ・「千夜千冊」で取り上げてることは後から知った。ちょっと嬉しい。 ・「みんなの意見は案外正しい」が…成立するには意見の多様性、独立性、分散性、集約性が必要。だが、ネットの現状を見ると、パーソナライズ機能と相まって、必ずしもこれらの要素が担保されているわけではない。 ・結果として、ネット上におけるGoogleやAmazonの独占/寡占状態には潜在的な危険性がある。 「あらかじめ予測された範囲のものだけが推奨され、自らの思考も意図せずして規定されている可能性もある」(P247)「情報は一極集中を起こし、自分の周囲のみならず、社会、経済、政治といったパブリックマターに、何らかの影響を及ぼす可能性がある」(P248) ・Googleなどが意図して情報へのバイアスや世論の形成を企図しているわけではないのだろうが、「影響力の武器」で説明されているような心理学の作用もあり、ネットにおける世論の形成には極端なバイアスがかかってしまうような構造的問題があることが指摘されていると読んだ。そして、それはなかなかに怖いことなのだと思う。 ・さてさて、これから千夜千冊で正剛さんがこの本をどう読んだのかを見て、勉強させてもらおう。続きを読む
投稿日:2018.10.28
isseiabe
Web2.0ブームに便乗した軽い読み物かと思ったら結構奥が深かった。 特に民主主義と主体性のところ、著者には主張したいことがはっきりとある様だ。 最近の話題をタイムリーに追い過ぎて、表面をなぞって…いる様なところが無い訳ではないが全体的に非常に勉強になった。続きを読む
投稿日:2014.09.22
tepeo
このレビューはネタバレを含みます
印象的だったのは、 ・グーグル、アマゾンのビジネスモデルについて。よい「製品」だけつくっていたんじゃ儲からんなという話。儲かる仕組みを作り上げないといけない。最近の iPhone,iPad-iTunes-AppleStoreとかkindle-Amazonとかまさに儲ける仕組みがしっかり出来ている良い例なんだろうな~ ・ウェブはランダムネットワークではなく、スケールフリーネットワークの形状を取るということから、ロングテールの幻想(ロングテールを取り込めるのは、結局ヘッドたくさん売れる人たちだけ=グーグル・アマゾン)を説明したところ ・スケールフリーネットワークと個人への最適化によって、結局ウェブでも真の意味での民主主義、つまり全ての人の意見が平等に扱われて合意形成、が達成されにくい状況になるという話 でした。忘れないうちにメモしときます。
投稿日:2013.02.16
prepre1212
世の中はどう変わっているのか? →現在は巨大な一極とフラット化の社会になっている ロングテールで成功したのも、元々ヘッドであるがそれ以外はニッチであれば勝つ道はある 2.0で成功するモデルは、ユーザ…ーにとって有益なコンテンツを擁しつつ、ユーザーにコンテンツ提供の協力をあおぐアーキテクチャ、制度設計続きを読む
投稿日:2012.12.21
otokitashun
「情報化社会では、多様化よりもむしろ一極集中化が進む」 という論旨にはわりと目からウロコ。 web2.0の入門書として◎。 技術的な部分の解説がわかりにくいのと、 本としてのまとまりにかけ…るかなと思いつつ。 なんだかんだ興味深く読めたので☆4つ。続きを読む
投稿日:2012.09.22
jtit
単にGoogleやアマゾンのビジネスモデルの解説だけでなく、多様化から一極集中への変化、複雑系、民主主義との関連など、社会の変化そのものを分析しているところが興味深い。ITの勉強だけでは不十分か・・・
投稿日:2012.03.11
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