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剛しいら, 楢咲コウジ / ビーズログ文庫 (1件のレビュー)
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鳳
このレビューはネタバレを含みます
2011年4月15日読了 恋物語より、恋物語がちょっと入った歴史書みたいな感じ(笑) 個人的にはアルルたちよりも、王女・皇太子カップルのが目立ちまくって、そっちの恋愛の方が描写も細かいような気がした。 アルルとジュリアスはぶつかり合うばかりだし、ジュリアス側の思惑はよく描写されてたけど、アルルがどうジュリアスに惹かれたのかはなんかイマイチだった。まーアルルもジュリアスもどう惹かれたのかはホントに謎で仕方ない。決定的な事件もなく、ただ気がついたら傍にいたレベルだもの。 個人的にはアルバートとココがその後どうなったのか、アルルとジュリアスはどうなったのかが知りたかったな。最後はマリーナの行く末の話だけだったのでちょっと物足りない(-"-) 多分、このマリーナ王女が『巣籠りの歌姫』で語られるアスレシアに嫁いだ姫君なんだろうねー。アンナはアルルとジュリアスの子孫になるわけだし、なかなか深い…。 ここまで読んでようやく色々繋がってきたので、ちょっと面白くなってきてしまった。 また、新刊が出るようなので次はいつの時代か楽しみでなりません。
投稿日:2011.04.16
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