【感想】あぶな坂HOTEL

萩尾望都 / YOU
(11件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • りまの

    りまの

    kuma0504さんのレビューを読んで、どうしても、絶版中の、この漫画が、読みたくなり、アマゾンを利用したことが無い私だったが、何とかして、手に入れた。
    確かに、くまさんのおっしゃるように、装丁で、この漫画は、損をしているように思った。表紙の絵より、中身の絵の方がずっと美しいし、あぶな坂HOTELの短編四作品と、おまけの天使のはなし、どれも、萩尾望都氏に相応しく、質が高く、内容が深く濃ゆい。死と生の間を移ろうひと達が集う、
    あぶな坂HOTEL。とても濃密なドラマが展開される。読後の満足感が、ハンパない。☆を5つ付けたいところだが、表紙絵が気にいらないので、ひとつ減らしました。読めて良かったです!
    kuma0504さん、熱いレビューを、ありがとうございました!
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    投稿日:2022.04.10

  • kuma0504

    kuma0504

    本書の存在をメイプルマフィンさんから教えてもらい、探し当てた。どうして知らなかったのかと思うくらい傑作だった。集英社さん、今すぐに再発行の戦略を立てるべきです!

    メイプルマフィンさんは古本にもなくて電子書籍で読んだそうだが、私はラクマで手に入れた。実は今現在はAmazon古本でも出品されている。

    帯がついていた。
    大文字ゴシックで「萩尾望都 最新作!」
    編集部は、もうそれだけで売ろうとしたようだ。その戦略、間違っている。そもそも掲載誌がレディース雑誌の「YOU」なので20代の若い女性ウケを狙って「ホラーテイスト」の装丁にしたのが間違い。内容は全く違うでしょ?萩尾望都をよく知らない世代に向かって、内容とは違うカバーにしたら、そりゃ売れないでしょ。絶版にもなるのは当然。
    ‥‥帯の説明文の方は内容を的確につたえている。

    あの世とこの世の間に建つ「あぶな坂HOTEL」。
    生と死の間を彷徨うように、自分たちではどちらにも進めないまま、客はこのホテルに集まる。導かれていくのはどちらの世界か‥‥!?
    「心の中のずっと押し込めてきた感情が、ゆっくりと溶け出す時‥‥。」

    「ポーの一族」の世界観に繋がる萩尾望都の世界だ。一冊の中に4篇の短編を入れてあり、その中で多くの人間の人生を凝縮しているので、まるで演劇のような作りになっている。コメディあり、ヒューマンドラマあり、サスペンスあり。実に多彩なドラマを見せている。さすがというべきだろう。

    編集部は、今こそ本作をテレビ局に売り込むべきだ。作り方は、今冬ヒットした「ミステリという勿れ」を真似して作る。謎解きは番組の中盤で明かされて、そのあとに真のテーマが立ち現れる。という構成である。腕のある脚本家ならば、本作でワンクール作れるはずだし、それが無理でも、NHKの夜のドラマ(4話)のように原作を脚色して作れる筈だ。編集部はそれが決まったら、このコミックを新しい装丁で大々的に売り出すと同時に、新シリーズを再開させる。実際、未だホテルオーナーの藤ノ木由良の正体も、支配人の甘糟さんの正体も、明かされていないのだ(途中で打ち切りになったのは明らか)。

    そうすれば、原作はそのあと文庫本にしても売れてゆくし、コンテンツの第二次利用で儲けることができる筈である。「YOU」が無理ならば、集英社の有志編集部の皆さん、独自に頑張ってみませんか?
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    投稿日:2022.03.30

  • boutoumetous

    boutoumetous

     再読。ありがちな設定でも名手 萩尾望都は読ませてしまう。
     「女の一生」「3人のホスト」は特に感銘を受けた。後者は舞台劇で観たい気がする。

    投稿日:2021.09.15

  • 読子

    読子

    この世とあの世のあわいに建つあぶな坂HOTEL。そこにやって来る人々の物語。霧が晴れて戻れば生き返り、美しい中庭を横切った先の門を出ればあの世行き。HOTELのオーナーや従業員にも物語がある。伝説のロックンローラー・スズカプリンスと、メイドのマルちゃんのやりとりが切なかった。続きを読む

    投稿日:2014.04.03

  • nakaizawa

    nakaizawa

    (2008.04.10読了)(2008.04.05購入)
    【目次】
    あぶな坂HOTEL -あぶな坂HOTELの人々-
    あぶな坂HOTEL -女の一生-
    あぶな坂HOTEL -3人のホスト-
    あぶな坂HOTEL -雪山へ-
    天使のはなし
    (2012年5月1日・記)
    続きを読む

    投稿日:2012.05.01

  • haru2012

    haru2012

    あの世とこの世の間に立つホテル、心の重荷を抱え進むべき方向を迷う客たち
    霧の中。オーナーの藤ノ木由良です。こんな山奥のホテルにようこそ。

    投稿日:2012.04.26

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