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綾辻行人 / 角川文庫 (67件のレビュー)
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nyonboo48
このレビューはネタバレを含みます
15年ほど積読だった本書をやっと読んだ。巻末の解説ではジャンルにとらわれない読み方について書かれていたが、私としては、きっちり収めるところに収めてくれる方が好きだ。唯とのバディで最後まで行ってほしかった。
投稿日:2024.03.17
m
全体を通して幻想的、と思いきや、現実的。なんて思いきや、やっぱり違う。全く予想もつかない記憶の正体とラストに寒気を感じた。繊細に揺れ動く描写がどこまでも美しい、心ゆくまでこれでもか!とくどい程に人間の…心理を味わえる作品でした。続きを読む
投稿日:2024.01.16
ねこた
『白髪痴呆』の母・千鶴が、どんどん記憶を消失していく中で最後の最後まで強烈に残ってる記憶の意味とは。時間軸の因果を考えさせられた。私が主人公の立場でも、『千鶴』にする事は同じだったかもしれない。 〈ね…ぇ、生きてて楽しい?〉 すごく怖い質問。…楽しいよ!続きを読む
投稿日:2024.01.12
とんぼ
主人公は仮に母親と同じ病を患ったとして、最後の記憶は将来の道を決めるきっかけとなった思い出が残ることを望んでいた。しかし一読者としては、母親と同じく、ただし自身が加害者側としての凄惨な記憶が居座り続け悶え苦しむ様を予期してしまった。
投稿日:2023.10.23
tanaka9999
2007(平成19)年発行、角川書店の角川文庫。ホラーは苦手なのだが、小説なら読めるかと思っていた。が、長編には耐えられなかった。この作家の(少なくとも私にとっては)読みやすい文のおかげで最後まで読み…通せたが、精神的には負担がかかっているような気がした。これも、「怪異猟奇ミステリー全史」で名前をあげていたためである。一つ前に読んだ「眼球綺譚」のように短編だったらいけだのだけどなぁ。 あとがきと解説:「文庫版あとがき」(2007年5月)、「解説」(副題:「ねえ君、生きているのは楽しいかい。」)千野帽子、2007年4月 巴里、モンパルナス、カフェ・ド・ラ・プラスにて、備考:平成14年8月、角川書店の単行本、平成18年1月、カドカワエンタテインメントとして刊行された作品の文庫版。続きを読む
投稿日:2022.06.18
らいら
ミステリー要素の入った幻想系のホラーっぽいお話。といっても、大して怖いわけではない。 母親が痴呆になった家族性遺伝の恐怖に怯える主人公が、そのルーツをたどる、という点と、痴呆では昔の、印象に強い事柄が…最後に残るわけだけれども、それはなんなのか、という二輪で進むストーリー。 他の綾辻作品とは決着の色がかなり異なり、こういうのも書くんだな、という印象を持ったのが正直な所。綾辻作品だけで見れば、館シリーズ等のほうが良いと思う。続きを読む
投稿日:2022.03.04
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