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上野正彦 / 角川文庫 (9件のレビュー)
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2006takahiro
ゲーテの臨終の言葉を法医学的に検証し、死因追究のためとはいえ葬式を途中で止め、乾いた田んぼでの溺死事件に頭を悩ませ、バラバラ殺人やめった刺し殺人の加害者心理に迫る…。監察医経験三十年、検死した変死体が…二万という著者が、声なき死者の声を聞き取り、その人権を護り続けた貴重な記録。続きを読む
投稿日:2018.06.10
ましまろ
監察医としての実体験を元に書かれた本なので、ものすごい説得力と、自分の知らない世界を知る好奇心をくすぐられまくりの一冊。ましまろさんは無知なので、そんな制度があることも知らなかったし、全国にあるわけじ…ゃないことも知らなかったし、知的好奇心満たされまくりでおもしろかった。一番心に残ってるのは高齢者の自殺の要因。周囲に誰もいない孤独ではなく、家族が近くにいる環境で感じる孤独が哀しくて仕方ない。あと二冊上野さんの本を買ったのでゆっくり読みます。続きを読む
投稿日:2016.03.12
asm1357
友達におすすめされた本。グロくて面白いって言われて期待して読んだけどこれは物語じゃなくて解説本だったので残念!残念ながら全く好みではなく説明書を淡々と読んでる感じ。
投稿日:2013.09.16
yudaihis
監察医という立場から、事件を追う。 複数のショートストーリーの中で特に気に入ったのは、【黒い砂】 死体の症状から、事件の全容、犯人の心境まで読み抜くのは、ある種の爽快感がある。 私は誉田哲也のストロ…ベリーナイトを始めとした姫川シリーズの國奥先生が好きで、検死に興味を持ちました。続きを読む
投稿日:2012.08.31
ai96
このレビューはネタバレを含みます
死体の状態から、どのような状況で死に至ったかを知ることができる。 それによって真相が明らかになる。 「死」と向き合う仕事はすごく怖そうだと思うが、著者は真正面から向き合っている。 死と向き合うことで、亡くなった方を尊重できる。 わかっているけど、怖い。そう思う人が多いんじゃないかと思うだけに、著者はすごいという月並みな感想が出てくる。 なかなか考えさせられる本だった。
投稿日:2012.04.25
出雲一寸
「死体は知っている」3 著者 上野正彦 出版 角川文庫 p36より引用 “いや、目を閉じなければ見えないものもあるのかもしれない。” 法医学者である著者による、 死者とその死因にまつわるエピソー…ドを綴った一冊。 著者の豊富な経験を元にした実例と、 まるでノンフィクションの様な短篇が収録されています。 上記の引用は、 魂の重さと題された項の締めの一文。 本当に大切な物は目に見えないとは、 星の王子様の中で使われた一言だったでしょうか? 死を科学的に分析する法医学者であったとしても、 感傷的な考えを持たざるを得ない、 理屈で分かる事の出来ない事が、 まだまだこの世には数多くあるようです。 事実は小説より奇なりを地で行く様なエピソードが多くあるので、 リアルさを追求される方に。 ーーーーー続きを読む
投稿日:2010.12.14
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