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ヘルマン・ヘッセ, 実吉捷郎 / 岩波文庫 (67件のレビュー)
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samwo360
普通、ヘッセのこの本は、多感な思春期とかに読むべきもののはずですが、ちゃんと読んでなかったと記憶しているので、最近、買ってみました。 こういう内容だったのか。。最後のほうが、今から考えると、私なりには…、なんとも残念な気がしますが、自伝的作品ということなので、これは、悩み多き青春期を振り返って、著者なりに決別しようとしたのか。現実にはヘッセは生きてこの作品を執筆したので、ひとり流れ去らなかったことを後悔しているのか?続きを読む
投稿日:2024.03.31
よう
自然や風景の描写や心情表現がとても美しくて、魅力的だった。車輪はギリシア神話(?)の、運命を象徴するもののことで、心身ともに健康で美しい思い出に溢れた時代と、知識。おとなからの押し付けでからだも心も壊…していく神学校時代のことを車輪の下にしているのかなと思ったが違った。 何度か読み返したくなる本。続きを読む
投稿日:2022.04.27
つちお
セリフシーンは少ないが、風景描写や感情表現が緻密で、主人公ハンス・ギーベンラートの心情や風景が想像しやすかったです。ただ、近代特有の言葉も使われるため、理解を深めるのであれば調べる必要もありますが、…普通に読むだけなら問題になりませんでした。 ハンスへの車輪の轍をなぞるように仕向けられた教育への批判、ハンスに足りなかったもの、結末でのハンスの思いなど、現代にも通ずるような問題提起や考察の余地もあるため、読んだ後も記憶に残りやすい作品でした。 ただ、作者の人生を擬えた作品のためか、個人的には物語の起伏が少なく、平坦に進む印象があったため、星4とさせていただきました。読んで損はない作品だと思いますので是非お試しください。続きを読む
投稿日:2021.10.14
らむね
海外の有名な作品を読んでみよう!という安易な動機で選んだ作品です。今でも学生に推奨されている古典文学な気がしますが、今の若者とは価値観や感性が違い過ぎて面白さが理解されないのでは、と思いました。いらぬ…心配ですが。 若い時代って濃い分生きるのしんどいと感じることが多かったな。多感だったな。とか思いました。続きを読む
投稿日:2021.10.13
み茶
このレビューはネタバレを含みます
教育とは敷かれたレールの上を歩かせるだけのものなのか。一人の貴重な人間の将来が奪われてしまったことに悲しみを覚えた。 最後の酔っぱらった中での溺死は事故なのか、故意なのか描かれていなかったが私は自ら川に入ったのだと思う。 救われない少年の話
投稿日:2021.09.25
1559017番目の読書家
最初はよくわからず言われるがまま勉強するハンスの様子が淡々と語られるが、入学後関わる友人の登場から一気に面白くなった 共感できる部分もあって、最後は誰にでもありえそうな悲しい最後 期待に潰される鬱小説
投稿日:2021.09.15
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