【感想】朧月の紅姫

蒼井湊都, 明咲トウル / ルルル文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 永杜

    永杜

    公子付き女官として働く主人公だが、髪が赤いため
    周囲からうとまれていた。

    周囲から遠巻きにされていたり孤立していたりすれば
    空気は硬くなってしまうもの。
    とはいえ…という悪循環ですが、ここまで馬鹿正直に
    それも気が付かずに突っ走る男もすごいですw

    見た目ではなく、中身。
    分かってはいても、敵とみなしていた姿が
    どうしても、というのは分かります。
    それでも歩み寄ろうとする人と、歩み寄る事すら
    出来ない人はまた別です。
    続きを読む

    投稿日:2017.04.21

  • うらこ

    うらこ

    このレビューはネタバレを含みます

    前作「月華の楼閣」から2年後、ヒロインとヒーローが変わってますが、前作の2人も出てきます。

    彩佳は異民族の血をひく赤毛の女の子で、赤毛を理由に仲間から距離を置かれていますが、偶然椿の木の下で出逢った秀敬に熱烈アピールされて、最初はけんもほろろな感じでしたが、そのうち好きになるって感じです。

    彩佳が最初ツンツンしててかわいげがないし、髪の色であんなにみんなに嫌な顔をされるなら、髪を染めればいいのにって思いました。確かに本人は自己の理由があるのだと思いますけど、戦争で近しい人を亡くした人間からすると、彩佳の髪を見る度に嫌な思いをすると思います。彩佳には問題はないけど、やっぱり嫌っていうのって、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いって感じ?

    まあ、最後は秀敬の思いが通じて押しかけ女房になってましたけど、ツンデレな2人になりそうです。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2014.06.21

  • 本読み隊

    本読み隊

    『月華の楼閣』でW受賞した期待の新人さんの二巻目です。
    単品でも楽しめる作品。
    物語の舞台は、前作の二年後。革命後の統治下、玉華を女王とし、王配(女王の夫)清鳳と共に、国を治めており、主人公は赤ん坊王子の子守りの女官・彩佳が主人公。

    異民族の血を引く、赤毛の娘が、農民上がりの素直過ぎる秀才、秀敬と出会うことで、自分のアイデンティティーを見つけるという物語。
    前作とはかなり雰囲気が変わっています。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3670.html
    続きを読む

    投稿日:2014.06.08

  • 菊月茉莉

    菊月茉莉

    彩佳の、悪く言えばいじけた小娘っぷりには大分苛々しましたが、まあ仕方ないかなとは思うし、読後感は爽やかでよかったと思う。
    ただ、前作も含めて、やはり自分的には可もなく不可もなくといった感じ。抜きん出て好きな作品ではない。続きを読む

    投稿日:2014.03.01

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