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的場昭弘 / 祥伝社新書 (4件のレビュー)
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大日方信春
エンゲルスの編集による、マルクス『資本論』第2巻の入門書。自らの理論の優位性を古典経済学(スミス、リカードなど)を批判しながら述べていくマルクスの手法が明らかにされている。
投稿日:2019.03.03
キじばと。。
マルクス=エンゲルスの『資本論』第2巻の解説書です。第1巻と同じく、『資本論』の各章ごとの内容を、簡潔に要約しています。 著者の説明は簡潔で明快なのですが、単純再生産や拡大再生産のくだりは、すべて文…章で説明するのはかえって面倒なのではないかとも感じました。この辺りは、各種の「経済原論」に当たった方が、むしろ理解しやすいのではないかと思います。続きを読む
投稿日:2015.10.31
bax
[ 内容 ] [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆… 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]続きを読む
投稿日:2010.07.03
nakaizawa
(2009.10.16読了) 副題は、「拡大再生産のメカニズム」です。 「資本論」第1巻はマルクス自ら完成し、出版した書物ですが、第2巻と第3巻は友人のエンゲルスが、マルクスの残した未完の草稿を編集し…て出版した書物であり、作品の完成度という点で大きな違いがあります。(30頁) 経済学の学説批判に関する「資本論」の第4巻ともいわれるノートは、「剰余価値学説史」という形でカウツキーによって出版されます。(31頁) ◆第2巻の役割(37頁) 「資本論」の第2巻と第3巻も、基本的には階級闘争の書物です。ただし、この第2巻は、搾取が見えない世界を扱います。商品が生産過程から出ると、搾取の実態が見えなくなります。利潤は流通から生まれるように見える。安く買って高く売るというその才覚が利潤を作るように見える。この謎を解くことこそ、第2巻の役割です。 読み終わっても、謎は解けませんでした。説明が書いてあるけど、搾取の実態は見えませんでした。 商業簿記、工業簿記を勉強した方が、利潤の仕組みが分かるような気がします。場合によっては、経営工学を学んだ方が、資本主義の仕組みがよりよくわかるのではないでしょうか?(どうも「資本論」のいい読み手ではなさそうです。) 出てくる言葉を拾っておきましょう。 「貨幣資本の循環」「生産資本の循環」「商品資本の循環」「自然経済」「貨幣経済」「信用経済」「流通期間」「流通費」「保管費」「運輸費」「固定資本の耐用年数」「労働期間」「生産期間」「流通期間」「資本の回転」 (2009年10月20日・記)続きを読む
投稿日:2009.10.16
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