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銀色夏生 / 幻冬舎文庫 (31件のレビュー)
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知らない街の喫茶店
このレビューはネタバレを含みます
【あらすじ】 ひとりが好きなあなたへ 私も、ひとりが好きです。人が嫌いなわけではないけど、ひとりが好き。そんな私からあなたへ、これは出さない手紙です。写真詩集。 「時々、とても落ち込むことがあります。でも、人といて嫌な気持ちになるよりはいいです。人が嫌いではないけど、ひとりが好き。そんな私からあなたへ、これは出さない手紙です。」 「ある人を好ましく思う。その人とずっと仲良くしていたい。でも、その人の人を嫌うポイントがわからない。それがわかれば、嫌われずに、ずっといられるのに。」 「あの人がそこにいて、たくさんの人に囲まれて、たくさんの人に愛されているにもかかわらず孤独だということがわかるから、私は安心する。愛されても、幸せにはなれないのだわ。あんなに愛されても。」 「ひとりの時間があるからこそ、好きな人といる時間のよさもわかる」
投稿日:2024.03.29
なな
あなたってこういう人だよねって薄笑いしながら見せられているような心地がした。 ひとりが好きだけど、独りは嫌だ。 たまに誰かに寄り添って、その人も自分に寄り添ってくれて、それくらいがちょうどいい。 こ…んな風に書いてはいるものの、友人から連絡が来るととても嬉しい。 ひとりも好きだし、たまに誰かと肩を寄せ合うのも好きです。続きを読む
投稿日:2023.10.17
とた
読みやすいし文章は美しいけど、題名や序文に書かれた内容を期待して読んだら期待外れだった。 自分で寂しくて、誰かを想う自分に酔っているような内容だなぁと感じてしまった。一人の時間の豊かさについて語って…くれる訳じゃないんだーと。 好き嫌いが分かれそう。続きを読む
投稿日:2023.05.14
39
時折自分と重なる文章があり、私だけではないんだという安心感を覚えた。ひとりでいたいけど、ずっとそうしていたいわけではないという矛盾に悩まされていた私にこの本はとても支えになった。 なにしろ読み進めて…いくにあたって美しい万華鏡の姿が挿絵として使用されていてとても満たされる一冊だと感じた。続きを読む
投稿日:2023.02.19
椎名蜜柑
ひとりが好きなので手に取りました。 美しい言葉の数々。 ひとりが好き、ひとりでいたい、けれども誰かとの繋がりを求めてしまう苦しみを和らげてくれる優しい本だと感じました。 作者のあとがきの、「お気に入り…の2行」とはどれを指すんだろう。 もう一度、読み返そうと思います。 続きを読む
投稿日:2022.05.08
aoi
ひとりが好きなあなたへ、あ、呼びました?はい、はい、 そうですね、それわたしです、買います。買いました。完全なる衝動買い。タイトル通り、ひとりが好きな作者からひとりが好きな読者に向けたラブレターでした…。愛をこんな形で偶然受け取れたことがうれしい。だから本屋さんって好き、たまに運命的な出会いがあるから。(別にこの本との出会いは運命とまでは言えないけど事実として、そういう出会いはある。) ひとりが好きって言うと、なんだかあんまり良いように捉えられないというか、少し顔を歪めながら「そうなん だ〜」と言われることが多い。だからあんまり表立っては言わない。でも勘違いしてほしくないのは、ひとりが好きということと、人が嫌いということはイコールではないということで。ひとりが好きだからこそ、好きな人といる時間がより特別ですばらしいものに思える。寂しいこともあるけれど、寂しいと思うからこそ、ひとを愛することができる。ひとりが好きって、そう悪いことじゃないんだよ。わたしはもしかしたら、自分と同じように、ひとりが好きなひとのことが好きなのかもしれない、と思った。自分ひとりの世界を持ってる人。でも悲しいことにそういう人はわたしのことを好きにはならない。同じような世界で生きる、形のない好きな人のことを想ってみたりした。続きを読む
投稿日:2021.04.05
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