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ムロタニ・ツネ象 / 太田出版 (2件のレビュー)
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総合評価:
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源氏川苦心
「苦心さん、このマンガ面白いよ」と、以前同じ職場で働いてゐた女性に薦められました。 表紙を見ただけで「うわッ、変な顔」と興味をそそられました。実際変ですよね。 貸してくれると言つてくれたのですが、…若干の逡巡の後、自分で注文して取り寄せました。 知る人ぞ知るの有名なマンガのやうです。 貸本マンガの雰囲気ですが、黎明期の「少年サンデー」に連載されたとか。ほほう。 第1話「スペア・タイヤの悲鳴」から第4話「一万円札の中」までは正統な勧善懲悪の話。地獄くんの強烈な、あまりに強烈なキャラクタアでぐいぐい読ませます。といふか、それ以外ない。 地獄くんの胸ポケットに入つてゐる「万年とっつあん」が良い味出してます。死んだ女性を甦らせたり、火事に巻かれた絶体絶命の子供を繭で守つたり、大活躍であります。 悪玉は「目には目を」のハンムラビ法典式で討伐されます。あるいは「ザ・ハングマン」のダーク版でせうか。 第5話「地獄の声」は、正義感の強い少年・三太郎くんの悲しい物語。自分の命と引換へても、悪事は看過出来ぬ真面目な少年です。せめて彼の魂は死界で安らかにあらんことを。 最終話「死神工場の巻(前後編)」は、それまで無敵のスーパーマンだつた地獄くんが、囚はれの身になるなど、大苦戦を強ひられます。活劇がエスカレートして作者も収拾がつかなくなつたのか、脱出を試みる地獄くんたちが再び閉ぢ込められ、地獄くんが「死神めっ!!......」とつぶやくところで(未完)となつてゐます。何といふことか。 併録された「スリラー小僧 恐怖のハエ男」に至つては、もう何が何だか分からない。 ハエ男が何なのか結局分からないのです。騒動を無意味に引張る割には、結末があまりに呆気ないし。 まあ読んでみてといふしかありませんね。いや、読まなくても... http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-82.html続きを読む
投稿日:2011.12.03
no630
小学生の時に読んだらトラウマになってたかもしれんけど、思い入れのない者が今初めて読むにはちときつい。地獄くんが出てこない第5話が一番良かったっていう。
投稿日:2011.09.13
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