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氏家幹人 / 講談社現代新書 (30件のレビュー)
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Στέφανος
第1章 忘れられた敵討 第2章 君と私 第3章 恋する男たち 第4章 義兄弟の契り 第5章 ヒゲと前髪 第6章 男振 著者:氏家幹人(1945-、福島県、日本史)
投稿日:2018.12.26
アルラウネ
明日をも知れぬ戦国の世で、共に命を賭けて戦う男たちの「絆」としての男色。 尻を開いてこそ心も開くという訳ですね。 うむ、奥深い…
投稿日:2014.04.27
sara
腐れ歴史オタクの私としては美味しいネタがたっぷり詰まった素敵な本。 戦や死、忠義といったものと混ざり合う事によって、現代からは想像もつかないほどに濃密な「愛」が、男性間に存在していた事が分かる。 一度…読んだら歴史小説もドラマも、穿った見方をしてしまう事間違いない。 戦国~明治頃の各時代の男色文化の変遷を追いかけていると、次第にその「背景」が透けて見えてくるのも興味深い。 武断政治から文治政治への移り変わりと、武士に求められる役割の変化、そして衆道の衰退。 丁寧に読み進めていくと、「男色」という枠を超えた、文化や歴史のうねりが感じられる。 様々な史料や文献から例が引かれているが、どれも丁寧に解説がされており、分かりやすい。 語り口もテンポが良く、さっくりと読める一冊。続きを読む
投稿日:2013.05.13
杏の庭
ところどころ、話が脱線するきらいはあるものの。 なかなかセンセーショナルな題名にも関わらず、内容は至って真面目であった。 男同士の友情を超えた愛情。 それが、安定を望む江戸幕府転覆の起爆剤になることを…恐れたお偉いさんが、意図的にその風習を信じた……という感じで合っているだろうか?続きを読む
投稿日:2013.03.13
亮
ホモ。いや、男色。衆道の話。 戦国期から江戸初期にかけての、義兄弟、男性同性愛について。 真面目な学術書。 こういった歴史背景を仔細に見ると、これまで学生時分に学んだ日本の歴史観もやや変わるな。 …今日日、兄弟の契りなんて単語は任侠界でしか聞けないように思うが、その成り立ちを知ると、使い方に気を付けなければなんて思ったり。 しかしながら、この男色文化が、戦国期の武士道に大きく関わっていたことは驚き。 奥深い学問だな。 俺は女のが好きだけども。続きを読む
投稿日:2013.01.13
友
このレビューはネタバレを含みます
すごい面白い(笑)。久々に一気に読めた本でした。いわば男同士の恋”衆道”の歴史をみるもの。といっても時代は戦国末期~明治、とりわけ江戸前期がメイン。私は新しい発見がいろいろあって非常に面白かったんですが、この道をかじった人には物足りないらしい。まぁ、一般向けの入門書、といったところです。
投稿日:2012.03.17
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