【感想】キラークエスチョン~会話は「何を聞くか」で決まる~

山田玲司 / 光文社新書
(44件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
5
15
14
3
1

ブクログレビュー

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  • kazemakase

    kazemakase

    もっと他人に関心を持とうと呼びかけた本。人間が一番関心があるのは自分なので、話すことはいくらでもあるとサンプルを幾つも例示している。

    投稿日:2022.09.21

  • FMD

    FMD

    出会って1分、何を聞いたらいい?「その服、どこで買ったんですか?」
    武装解除からはじめよう「しんどいですよ…そっちはどうですか?」
    相手との共通項の見つけ方「昨夜はちゃんと眠れました?」
    会話という遊びを楽しもう「最強の野球チームを作るなら、いつの時代の誰を選びますか?」
    わずかな勇気が人生に大きな差を生む「これは読んでおけ、と言える本を教えてください」
    相手を主人公にする質問「あなたにとっての映画のベストスリーは?」
    恋愛に進む会話と、その場で終わる会話「あなたのお母さんはどんな人?」
    たちまち相手が幸せになれる質問「今までに言われていちばん嬉しかったひと言は?」
    教授もヤクザもおばあちゃんも、恋の話なら盛り上がる「どんな恋愛がしたいですか?」
    「好き」は会話の起爆剤「人生で出会った、いちばん魅力的な人は誰ですか?」〔ほか〕
    Bバージンの作者
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    投稿日:2022.02.08

  • hao

    hao

    2009年上梓の本。11年の時間経過を読みながら感じた。この年月で、人とのコミュニケーションは相当にねじれ、困難になってきたことがよくわかる。

    投稿日:2020.05.19

  • small-face

    small-face

    安直なテクニック論だと思って読み進めると、次第にそうでもないことに気づく。人生や人間への愛にも踏み込む、繰り返し読む価値のある、示唆に富む良書。

    投稿日:2019.11.26

  • hirocs

    hirocs

    ”会話は「何を話すか」ではなく「何を聞くか」。そう語る山田玲司さんが、200人を超える「初対面対談」を通じて見出した、相手の心の扉を開くための質問集。日常会話が苦手な僕には試してみたいものがいっぱい。

    <読書メモ>
    ・人とのコミュニケーションを深めるために大切なこと、それは、
     ──「何を話すか」ではなく「何を聞くか」
     ということだ。
     僕が5年間続けた漫画のインタビュー取材(約200人と対談)で確信したのが、このシンプルな真実だった。(pp.4-5)
    ・人は基本的に話を聞いてほしい生き物だからだ。(p.7)
    ★本当に人と良い関係を築きたいなら、つかむ話よりつかむ質問、相手に気持ちよく話をしてもらう質問、相手の本音を引き出す質問、すなわち、「キラークエスチョン」を相手にぶつけるべきだろう。(p.8)
    ・「この人、ここはいいけどここはちょっとひどいな」と感じたら、まず「ここはいい」と思ったことだけを伝えたらいい。(p.18)
     #→★01:「その服、どこで買ったんですか?」(あなたに興味があって、そのセンスをリスペクトしています、というニュアンスがある)
    ・やみくもに媚びへつらう必要はないけど、いきなり上からいく姿勢よりは、ややお腹を見せるくらいの気持ちは大事だろう。(p.21)
     #→★02:「しんどいですよ……。そっちはどうですか?」
    ・人は無意識に相手との共通項を探りながら会話をする生き物だし、そうでないとなかなか会話は成立しないものなのだ。(p.25)
     #→★03:「昨夜はちゃんと眠れました?」(天気と健康)
    ★共感・平行移動・時間軸導入・身近話・恋愛話・スペースへのパス。
     このくらの技術で、話は十分に広がるものだ。(p.31)
     #具体例(血液型は何?のあと)
     #・共感:「たしかに人間が4種類に分けられるなんて強引すぎるもんね」
     #・平行移動:「じゃあ星座占いは12種類だけどそっちはどう思う?」「幽霊は信じる?」
     #・時間軸導入:「昔から占いとか信じてなかったの?」
     #・身近話:「家族もみんな占いが嫌いなの?」「友人もそうだった?」
     #・恋愛話:「今まで好きになった人って血液型は同じだった?」
     #・スペースへのパス:「逆にこれは信じちゃうなって思えるのは何?」(相手の話したい話題へ…)
    ・時空を超えた遊びの会話(p.33)
     #→★04:「最強の野球チームを作るなら、いつの時代の誰を選びますか?」(ジェネレーションギャップすら会話を盛り上げてくれる要素になる)
     #類似例「NHKから紅白のキャスティングを任されたら誰を選んじゃう?」
    ・人間は自分の経験で得た教訓や情報を誰かに伝えたい生き物だ。(p.37)
     #→★05:「これは読んでおけ、と言える本を教えてください」
     #(これは「あなたが人に伝えたいことはなんですか?」を問う質問でもある)
    ・相手が自分の「ベストスリー」を聞いてこなくても、自分の答えは用意しておいたほうがいい。
     ただ聞くだけでは嘘くさいし、自分にとってのベストスリーを考えることはかなり有益で楽しいことだと思う。(p.43)
     #→★06:「あなたにとっての映画ベストスリーは?」
     # フェノミナン、うまれる、おくりびと。
    ★人には多少なりとも「憧れの人」という存在があって、その人の魅力を誰かに伝えたいと思うものらしい。
     (略)
     好きな人について語る人を見るとき、より伝わるのは「好きな人のこと」ではなく、「誰かの良さを伝えようと一生懸命になるその人自身」だったりする。(pp.61-62)
     #これ、とてもよくわかる!
     #→★10:「人生で出会った、いちばん魅力的な人は誰ですか?」
    ・弱点話で相手が望んでるのは、「問題の解決」ではなく「痛みの共有」なのだ。(p.91)
     #→★15:「自分がいちばんつらい時期に学んでことはなんですか?」
    ・正解のある問題を解くいわゆる「勉強」は、学生の一時期にやらされる儀式みたいなもので、問題はそのあとなのだ。それをいい大人が必死にやって、バカだの賢いだの騒いでいる。僕にはこの状況が「頭が悪い」としか思えない。
     これはどう考えても日本中が受験後遺症という病にかかっている証拠だろう。(pp.120-121)
     #おー、胸のすく思い!
    ・一方で、「何が正しいんだろう?」「どうしてこうなるんだろう?」「もっといい方法はないのだろうか?」と常に疑問を感じているタイプの人間もいる。僕はこのタイプをQ(クエスチョン)型人間と呼んでいる。(p.121)
    ・「10年後の自分」というのは、かなりリアルでいながらふだんはあまり考えない未来だろう。でもそれは、確実に訪れる自分の未来なのだ。(p.125)
     #→★22:「10年後は何をしていると思いますか?」
    ・ぜひ、思考停止の大人をおもいっきり揺さぶってもらいたい。
     そして大人の皆様は、この質問をされても自分なりの答えが出せるくらいの人間でいてほしい。そうでないと、犬を可愛がりながら牛丼を食べる資格はないだろう。(p.131)
     #→★23:「牛を殺して犬を殺さないのはなぜですか?」
    ★25:「神様がひとつ願いを叶えてくれるとしたら、どうしますか?」
     この質問は、僕が対談の最後に必ず聞いてきた質問だ。
     なんでも欲望が叶うわけだから、その人があからさまにわかってしまう恐ろしい質問だろう。(pp.136-137)
    ★身近な人間すら救うことができない社会に、地球温暖化を止めることなんてできるはずがないからだ。
     まずは近くにいる人間に関心を持とう。
     そして、質問をしてほしい。
     それは愛のある「問いかけ」になるはずだ。
     この他者への関心(あい)がなければ、キラークエスチョンはただ小賢しいだけの処世術に終わるだろう。あくまでも相手に対するリスペクトがなければならない。(p.146)
    ・偉そうなことを書きながら路上の男に声をかけられなかった駄目な僕も、問いかけるができる人間でいたいと思う。(p.146)

    <きっかけ>
     ずいぶん前に購入して積ん読状態だったが、twitter で発言が引用されていたのを見て読んで見ることに。
     すると、別の場で話題になっていた『非属の才能』と同じ著者(山田玲司さん)だということが判明。読むのが楽しみ。”
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    投稿日:2019.08.15

  • ちゅん

    ちゅん

    質問のパターンを書き連ねる本
    面白くない。それに尽きる。内容も薄いし一般的でもない。考察が浅い。
    もし作者が成功しているならば語るべきところは他にあるはず。
    そして最大の問題として質問が面白くない。もしかしたら面白いのは作者の聞き方なのかもしれない。

    相手に興味を持つ、見栄をはらない、共感する。周囲との関係を聞く
    続きを読む

    投稿日:2019.06.23

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