【感想】黄昏流星群(32)

弘兼憲史 / ビッグオリジナル
(1件のレビュー)

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  • モーリー

    モーリー

    「さ迷う惑星」長年の積もりに積もった仕事のストレスから仕事中に意識を失って倒れた時田亮介は気がつくと体が幽体離脱していた。倒れている自分を見ている別の自分。周りの人たちも一切こちらを見ない。まるで透明人間にでもなったようだが、病院に駆けつけた家族が自分の命よりもこれからの病院の手術代や入院費、生命保険の話などをしているところを目の当たりにして、時田はそっとそこから離れ、あてもなく歩き出していた。そんな時たまたま入ったファミレスで1人の女がずっとこちらを見ていた。話をしてみると彼女もまた1ヶ月前に幽体離脱して文字通り現実逃避し続けていたようだ。久しぶりに人と話す感覚、奇妙な境遇に意気投合し瞬く間に仲良くなる二人。お互いの現在の本体の状況を確認すると病室へ近づくと体が引き込まれる感覚を覚える。どうやら生命が生きようと魂(幽体)を体(本体)に戻ろうとしていたのだ。それを知った二人は元に戻ることを決意する。幽体の記憶がどこまであるのか定かではなかったが、1年後の今日浅草寺の雷門の下で会うことにした。最後まで彼女の病室の本体が描かれていなかったので、相当な重傷なのかと思ったが(ダンプカーに飛び込んだと言っていたので)そこまでではなく(それでも顔の半分の皮膚を移植したので大変ではあるが、)二人は無事に再会を果たし幸せに暮らしていくだろう。他二篇。続きを読む

    投稿日:2019.10.20

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