【感想】とある姫君の研究録 case.1幽体離脱

小柴叶, 旭炬 / ビーズログ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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  • 本読み隊

    本読み隊

    呪いを引き寄せる体質のメルリア。
    ある日、幽霊になってしまって…!?
    呪い体質のため、城の結界から出たことのなかった彼女が、体にもどる方法を求めて城の外に飛び出した。始めて見る光景に、好奇心が刺激されて、ウカレてワクワクしていると、いきなり釣られてしまった!?

    かなりコメディー色の強いお話です。
    幽霊になっても、フワフワとなんだか楽しそうなヒロイン。そんな彼女が、大好きだった婚約者の本音を幽霊になったことで知ってしまう。
    研究対象としてしか見ていなかった彼女への気持ちが変化していくウィリスには、ニマニマさせられたが、お互いの関係に物足りなさもあり、続編が欲しい。
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    投稿日:2013.09.06

  • ユエ

    ユエ

    このレビューはネタバレを含みます

    呪いを引き寄せてしまう体質の侯爵令嬢・メルリア。そんな彼女が今回、引き寄せてしまった呪いは何と幽体離脱してしまう呪いで・・・。幽体の姿は周囲の人たちには気づいてもらえず、主治医ならぬ主魔法使いガルシアにもメルリアの姿は見えない。そんな時、呪いの解呪を専門としている「緋白の大魔女」の噂を聞いたメルリアは幽体の姿でその人物を会いにいく。けれど、その「緋白の大魔女」の生まれ変わりと噂される人物は呪いの解除にしか興味を持たない変人で、メルリアは彼に研究対象として拘束されてしまい・・・。

    生まれた時から呪いを引き寄せてしまい、結界の張った屋敷から出られず、しかも幽体離脱までしてしまうなんて、なかなか悲惨な主人公だな、というのが序盤の印象。でも、幽体離脱してからは呪いがきかないからか、町から町へと飛び回ってます。メルリア生き生きしてましたww
    呪いの解除にしか興味を持たない研究オタク・ウィリスもメルリアと出会って人間らしさ、というか常識を身につけていったから良かった(笑)彼は自分の生まれ(畏れられる存在)から愛情を知らずに育ってしまったからあんな可笑しな性格になってしまったんでしょうかね。二人のほのぼのとした生活はなんか癒されました。ウィリスも良かったけれど、メルリアの兄もなかなか好青年で良かったです。もっと登場してくれても良かったのに。
    黒幕は最初から予想がつきました(笑)あんな王子いないよ。絶対黒いと思っていたらやっぱり真っ黒でしたwwガルシアも何か謎を抱えたまま逃走したし、次巻でまた出てくるんだろうな、と思います。シリーズ化するのかな?

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    投稿日:2013.05.25

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